今年2020年開業の吉岡辰弥厩舎
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今年開業した吉岡辰弥厩舎の躍進が素晴らしいと感じているので、2020年の途中段階ではありますが一本記事にしてみようと思った次第です。
これから募集を開始するロードTOでは複数頭の預託予定がすでに発表されていますし、この後のノルマンディーOCもこれまでの関係性から募集馬の預託先になることが予想される注目の厩舎のひとつだと思います。ロード&ノルマンディーで出資検討されている方にはもちろん、それ以外のみなさまの来年以降に向けてもヒントになれば幸いです。
では早速進めていきましょう。
1.吉岡厩舎の収得賞金積み上げペースが早い!
吉岡厩舎は10/11終了時点で収得賞金1.7億円となっています。
現時点での「収得賞金1.7億円」を筆者は素晴らしいペースでの積み上げだと解釈しています。
この「収得賞金1.7億円」だったり「勝利数リーディング順位:117位」という数字を単体で見ていると(良くない方に)錯覚してしまいがちですが、冷静に考えてみると素晴らしいんです。
吉岡厩舎は…
・3/4開業です。(今年開業なので当たり前ですが、1~2月は出走がありません。)
・16馬房です。(これも確かにそうですよね、開業初年度なので馬房数が少ないです。)
というわけです。
勝利数リーディング順位の117位付近を見渡すと、周囲の厩舎は「1月から出走」「20馬房」だったりするわけです。
いかに吉岡厩舎の勝利数や収得賞金積み上げペースが早いかがわかると思います。素晴らしいですね。
2.吉岡厩舎所属馬は先行策での勝利が多い!
10/11終了時点までの吉岡厩舎の優勝馬一覧が以下です。(netkeibaから引用しています。)
注目は一番右側の「通過」欄だと考えています。今の吉岡厩舎の特徴のひとつではないかと感じている部分です。
「通過」欄の数字を見ていくと、3角5番手以内が多く、6番手より後ろは2回(11勝中)のみです。その2回も8番手(15頭立て)、6番手(16頭立て)ですので前寄りのポジショニングです。
ここまで先行策での勝利が多いので厩舎側としても意図して馬づくりをしているのではないかと思います。実際、10/10に新潟(萬代橋特別)で優勝したカラミンサは吉岡厩舎に転厩(転入)後からは徹底した先行策に変化しています。(転厩前のカラミンサは逃げ・差し・追い込みといろいろとやっていた記録があります。)
3.ノーザンF生産の未勝利馬で特別戦勝ち!
これは上記で取り上げたカラミンサ(4牝、ノーザンF生産、馬主吉田和美氏)のことです。
萬代橋特別(1勝クラス特別戦)を勝ったので調べてみたら、この萬代橋特別がカラミンサにとって最初の1勝でした。
カラミンサは吉岡厩舎開業後に転厩(転入)しており、その時点で未勝利クラス所属でした。今年6月が転厩後の初出走でして、そこから4戦目の萬代橋特別で見事に勝利を収めています。4牝の未勝利クラスで現役続行というのも珍しいと思いますが、その馬でひとつ結果が出たことは大きいのではないかと推測しています。
特に、カラミンサは生産界トップのノーザンF生産馬ですし、おそらくノーザンFしがらきとの信頼関係も構築されつつあるのではないかというのも推測できます。
第3場の1勝クラス特別戦ということで目立ちにくい場ではありますが、個人的には吉岡厩舎にとってスプリングボードになってもよいくらいの1勝なのではないかと感じています。
4.一口馬主目線で出資に活かすなら?!
吉岡厩舎は今年開業ということでこれからどんどん進化・変化していくと思いますので(出資での)狙いを絞るのが難しいですが、まずは直近の傾向である「先行馬」というファクターから注目していくのがよいのではないかと思っています。
募集時点で先行馬になるかどうかを予測するには馬体や血統構成からということになると思いますが、みなさまそれぞれの得意分野での分析を活かして先行馬になりそうな募集馬を選んでいただければと思います。(筆者は馬体分析はできないので、血統分析から先行して味がでそうな募集馬を探すことになると思います。)
まだ開業して間もないためデータも少ないですが、その分一口馬主にとっても研究のやりがいがあってリターンも大きくなる可能性を秘めている厩舎だと思います。うまく先物買いをして、良いご縁を持ちたいですね♪
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