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2024NHKマイルカップポスター

第29回NHKマイルカップのポスターに隠されたサインを解読します

6戦連続で馬券圏内に2頭以上を送り込んでいるG1ポスターサイン。
NHKマイルCが7戦目。
今週もサイン読みに全力を傾けます!

2024年5月5日に東京競馬場で行われる第29回NHKマイルC2024のポスター。昨年の直線部分を真横から撮った写真が使われている。写っているのは優勝馬シャンパンカラー・2着馬ウンブライル・3着馬オオバンブルマイ。これとは別にレース後に優勝馬シャンパンカラー鞍上・内田博幸が右手を高く掲げガッツポーズしている写真がポスター右下に配置されている。ポスター全体の色は白ベース。そこに少し薄い緑色のラインや点々などが描かれている。HERO IS COMINGの文字は白抜きでポスター上段(写真の中)に置かれている。レース写真の左右には余白はない。ただし四隅のうち右下だけが丸められている。(四角形の右下だけが円弧を描いている形)レースタイトルは左下に大きく第29回NHKマイルカップと濃い緑で書かれている。その下に、有名人が細く黒いペンで色紙にサインしたような文字で「NHK Mile Cup」と書いてある。そしてポスター上端と下端には濃淡をつけた緑色の帯がついている。

天皇賞春に続いて今回もまた「新しいこと」が起きています。
「これまでと異なる箇所」は暗号の在処です。
しっかりと意味を咀嚼しなければなりません。
この箇所です。

有名人が細く黒いペンで色紙にサインしたような文字で「NHK Mile Cup」と書いた部分の拡大画像。

手書きのサイン

まるで有名人が色紙にサインをしているような文字ですね。
今期G1において初めてのことです。

これまでにも「手書き風のフォント」でレース名が記されたことは何度かありました。
フェブラリーS高松宮記念桜花賞皐月賞などです。
しかしそれらはあくまでも「フォント」でした。
今回のような「ペンで走り書きしたサインを強調する文字」ではありません。
積極的に狙えると判断しました。

実はもう一箇所あります。
ここです。

四角形の右下だけが円弧を描いている形状になった写真部分の拡大画像。

写真の角を丸めている

角はこれまですべて直角でした。
ひとつの例外もありません。

今年度に掲出されたG1ポスター6枚を列べた画像。

角が丸い

こちらも狙う価値のあるサインだと判断できます。


初めてのことが2つ同時に示される

JRA正規G1ポスターにおいては稀なことです。
「片方が囮でもう片方が真正サイン」という可能性があります。
また「両方とも真正サイン」という可能性もあります。
どちらでしょうか?
見きわめなければなりません。

答えは「出走馬登録表」に尋ねることで導けます。
そこはポスターに隠したサインの「解法」が潜ませてある場所だからです。

「出走馬登録表」とは、G1の2週前に確定公開される「当該レースに出走登録した馬を五十音順(基本)に並べたもの」です。

出馬表(枠順)と同じく「登録表の先頭や末尾から連なる文字列」にサインが仕込まれます。

第29回NHKマイルカップ2024年に登録してい27頭のリストです。アスコリピチェーノ・アルセナール・アレンジャー・イフェイオン・ウォーターリヒト・エコロブルーム・エポックヴィーナス・エンヤラヴフェイス・オメガウインク・オーサムストローク・キャプテンシー・ゴンバデカーブース・ジャンタルマンタル・シュトラウス・スパークリシャール・ダノンエアズロック・ダノンマッキンリー・チャンネルトンネル・ディスペランツァ・デビッドテソーロ・ノーブルロジャー・ファビュラススター・ポッドテオ・ボンドガール・マスクオールウィン・ユキノロイヤル・ロジリオン。

文字を抜き出すときには毎回同じルールに則っています。
(都合良く拾い上げているわけではありません)
はじめての方は必ずご確認ください。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

【2024NHKマイルC出走馬登録表】(27頭)
24頭目 Bond  『Gi』rl
25頭目【Ma】『s』k    All   Wi『n』
26頭目 Yukino    Roya【l】
27頭目 Logi    Leo【n】
1頭目【Asc】oli    Piceno
2頭目【Arsen】aal
 ↓
同じ文字は重ねることができる
文字は繰り返し使用できる
 ↓
『sign』『サイン』
【camera lens】【カメラレンズ】
 ↓
カメラレンズ サイン

これですね。

2018エリザベス女王杯をリスグラシューで勝利したジョアン・モレイラ騎手がカメラレンズにサインをしている画像。

「G1優勝ジョッキーがカメラのレンズにサインするパフォーマンス」です。
ひと昔前に流行りましたね。
実際にはレンズではなく「レンズ前に貼った透明の板」に書くのですが、TVの前でみている視聴者にはレンズにサインしたようにみえます。

今回のポスターの「手書きサイン」のようなNHK Mile Cupの文字拡大画像。

手書きのサイン真正サインのようです。
(ややこしいですね)


では

角が丸い

は囮でしょうか?

いいえ。
こちらもまた真正サインであると宣言されています。

【2024NHKマイルC出走馬登録表】
1頭目アスコリピチェーノ

馬名 Ascoli   Pi【ceno】
父名 Daiwa   Majo【r】
 ↓
【corner(コーナー)】【角】

サインは「角」ではなく「角が丸い」でしたね。
2頭目をご覧ください。

【NHKマイルC出走馬登録表】
2頭目【ア】
ルセナ【ール】
 ↓
【アール(R)】
【半径】

「コーナー(カーブ)の曲率」を「アール(R)」といいます。
「Radius(半径)」の頭文字をとってそう呼ばれているのです。
(「Round(丸い)」という説もあり)

1頭目2頭目
 ↓
角が丸い

サイン確定ですが、さらなる後押しがあります。
ポスターに写っている昨年の優勝馬の名前です。

シャンパンカラー
Champag【ne】  【Co】l【or】
 ↓
同じ文字は重ねることができる
文字は繰り返し使用できる
 ↓
【corner】

いけるでしょう。

「手書きサイン」
「角が丸い」

2024NHKマイルCポスターのサインは上記2つと判断します。


今回の構成について

いつもは「第一部」で解読前半をご覧に入れて「第二部」で解読を完成させるという構成でお届けしていますが、今回は少し変更します。

「第一部(この記事)」「手書きサイン」の解読を完成

「第二部(金曜日公開)」「角が丸いサイン」の解読を完成

変則的ですが上記構成で行きたいと思います。


第一部
手書きサインの解読

今回のポスターの「手書きサイン」のようなNHK Mile Cupの文字拡大画像。

サインしたのは誰でしょう?

NHK Mile Cupさん?
内田博幸ジョッキー?

いいえ。
答えはJRAジョッキーではありません。
テニスプレイヤーです。

競馬に限らずさまざまなスポーツで流行ったカメラ(レンズ)サインですが、このパフォーマンスの発祥はテニスでした。
2000年代初期(あるいは1990年代末期)にテニスプレイヤーが始めたといわれています。
(誰だったのかについては諸説あり、定かなことはわかりません)

これを念頭に出走馬登録表をみると答えが浮かび上がってきます。

まずは先頭の馬をご覧ください。

【2024NHKマイルC出走馬登録表】
1頭目 アスコリピチェーノ
母母  L【isten】
 ↓

文字は繰り返し使用できる
 ↓
【tennis】
【テニス】

はっきりと「テニス」が指定されていますね。
次にみるのは、先頭&末尾から伸びる文字列です。

【2024NHKマイルC出走馬登録表】(27頭)
23頭目 Pod    Th【eo】
24頭目【Bond】   Gir【l】
25頭目【M】ask    All   【Win】
24頭目~2頭目 =【カメラレンズサイン】
 ↓
【Wimbledon】
【ウインブルドン】
 ↓
カメラレンズにサインした
ウインブルドン優勝者

狙うべきポイントが示されていました。
ウインブルドン優勝者です。
具体的には誰でしょうか?
こういう場合には「知名度」が鍵になります。

テニスファンでなくとも
名前くらいは知っている
有名テニスプレイヤー

競馬でいうと「武豊」「クリストフ・ルメール」にあたる人物です。
そう多くありませんね。

フェデラー(8勝=最多優勝記録保持者)
ジョコビッチ(7勝)

このふたりでしょう。

ウインブルドン男子優勝者
1999年 ピート・サンプラス
2000年 ピート・サンプラス
2001年 ゴラン・イワニセビッチ
2002年 レイトン・ヒューイット
2003年 ロジャー・フェデラー
2004年 ロジャー・フェデラー
2005年 ロジャー・フェデラー
2006年 ロジャー・フェデラー
2007年 ロジャー・フェデラー

2008年 ラファエル・ナダル
2009年 ロジャー・フェデラー
2010年 ラファエル・ナダル
2011年 ノバク・ジョコビッチ
2012年 ロジャー・フェデラー
2013年 アンディ・マリー
2014年 ノバク・ジョコビッチ
2015年 ノバク・ジョコビッチ

2016年 アンディ・マリー
2017年 ロジャー・フェデラー
2018年 ノバク・ジョコビッチ
2019年 ノバク・ジョコビッチ

2020年 大会開催なし
2021年 ノバク・ジョコビッチ
2022年 ノバク・ジョコビッチ

2023年 カルロス・アルカラス

ふたりの実績は圧倒的です。
テニスファン以外に「日本人選手以外で知っているテニスプレイヤー」を尋ねれば、(誰も知らないという回答を除き)おそらくふたりの名前を口にする人が大多数のはずです。
狙いましょう。


サインを発動するのが男子とは限りません。
女子も考えておく必要があります。

ウインブルドン女子優勝者
1999年リンゼイ・ダベンポート
2000年 ビーナス・ウィリアムズ
2001年 ビーナス・ウィリアムズ
2002年 セリーナ・ウィリアムズ
2003年 セリーナ・ウィリアムズ

2004年 マリア・シャラポワ
2005年 ビーナス・ウィリアムズ
2006年 アメリ・モレスモ
2007年 ビーナス・ウィリアムズ
2008年 ビーナス・ウィリアムズ
2009年 セリーナ・ウィリアムズ
2010年 セリーナ・ウィリアムズ

2011年 ペトラ・クビトバ
2012年 セリーナ・ウィリアムズ
2013年 マリオン・バルトリ
2014年 ペトラ・クビトバ
2015年 セリーナ・ウィリアムズ
2016年 セリーナ・ウィリアムズ

2017年 ガルビネ・ムグルサ
2018年 アンゲリク・ケルバー
2019年 シモナ・ハレプ
2020年 大会開催なし
2021年 アシュリー・バーティ
2022年 エレーナ・リバキナ
2023年 マルケタ・ボンドロウソバ

女子はこのふたりでしょう。

セリーナ・ウィリアムズ(7勝)
ビーナス・ウィリアムズ(5勝)

女子と言えばマルチナ・ナブラチロワ(9勝)が有名ですが、彼女は少し前の年代の女王であり、ウインブルドンを制した際にカメラサインをしたことがないはずです。

ふたりのウィリアムズを狙います。


今回は

自身の名前にサインワードを持つ馬

のみを指名馬とします。

血統表を遡り、文字の組み合わたとき、今回のワードに合致する馬が多過ぎたための処置です。
ではみてゆきましょう。


ノーブルロジャー
Noble【Roger】
 ↓
【Roger】Federer


アルセナール
【Arsena】
al
 ↓
文字は繰り返し使用できる
同じ文字は重ねることができる
 ↓
Serena】Williams


エポックヴィーナス
Epoch【Venus】
 ↓
【Venus】Williams


マスクオールウィン
【Mas】【All】【Wi】n
 ↓
同じ文字は重ねることができる
 ↓
Serena【Williams】
Venus【Williams】


ジョコビッチ(Novak Djokovic)はいませんでした。
「VとK」「VとJ」の組み合わせは相当に難しいようです。

直近の優勝選手も押さえておく必要がありますが、男女とも合致する文字を持つ馬が不在でした。

男子 カルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz)
女子 マルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova)


4頭を指名しました。

ノーブルロジャー
アルセナール
エポックヴィーナス
マスクオールウィン

「手書きサイン(カメラレンズサイン)」からの指名馬はこれがすべてです。


ここまでがポスター解読の「第一部」です。

「第二部」枠順確定後に「NHKマイルカップ2024サイン攻略1」として別掲します。

サインの全貌は第二部で明らかにします!


NHKマイルC2024ポスターのサイン解読(第二部)
公開予定日 5月3日(金)深夜~翌日

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ポスターサイン解読第二部「NHKマイルC2024サイン攻略1」をUPしました。
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