見出し画像

【懐かし話】サイン読み全盛の時代(11)

小倉競馬場のサラブレッドインフォメーション

前回の記事でサラブレッドインフォメーションの話をした。
当時スポーツ新聞に出されたJRAの広告であるが、小倉競馬場のサラブレッドインフォメーションは九州地方でしか掲載されていないので、入手が非常に困難であった。
1994年当時、小倉競馬場のサラブレッドインフォメーションを入手する方法がなかったので、高本公夫氏のダイヤルQ2を聞いていたのを覚えている。
(〇秒ごとに10円の料金がかかりますってヤツ)
高本公夫氏の予想には何の興味もなかったが、冒頭に必ずサラブレッドインフォメーションのキャッチコピーを紹介するので、それだけを聞くために利用。

キーは『夏』

小倉競馬場のサラブレッドインフォメーション特徴は、必ず『夏』という文字が入ること。
これがサインになっていた。
例えば、

夏、〇〇〇〇であったとしょう。
文字の左側を8枠と考える。

夏、〇〇〇〇
876543

この場合は、8枠が連対する。

〇〇〇〇の夏だとすると、

〇〇〇〇の夏
876543

この場合は、3枠が連対するのだ。
当時、小倉競馬場だけで使われるサインだったので軸枠を決めるのに非常に重宝したものだったのである。
このサイン、もしかして誰も発表していないかも。

キャッチコピーの作られ方について

確か週刊ポストだったと思ったが、どのようにキャッチコピーが決められるかの記事があった。
当時の記事では、キャッチコピーはJRAが依頼したコピーライターが書くそうだ。
その際、「こういう文字を入れてくれ」という指示があり、3種類提出するとのこと。
そこから1つをJRA側が選択するという形。
小倉競馬場のサラブレッドインフォメーションなら「夏」という文字を入れてくれと依頼があったことは想像に難くない。

冴羽拳史郎へのお問い合わせはコチラ♪






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?