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名古屋市長選挙~広沢一郎氏圧勝!

名古屋市民から愛される河村たかし氏


私は生まれも育ちも名古屋で、今回の名古屋市長選は、今後の名古屋市の明暗を分ける天下分け目の戦いと位置付けておりました。

河村前市長は、15年間で約1600億円の減税をやり、約3000億円の増収を達成したという実績。
他県の人からは「メダルをかじった変なおっさん」というイメージでしょうが、名古屋市民には愛されてる市長なのです。
この河村市政を引き継ぐ広沢一郎さんか、それを完全にリセットする大塚耕平さんの一騎打ちでしたが、結果はみての通り、「広沢一郎さんの圧勝劇」となったわけです。

名古屋市長の年収は2800万円、4年で退職金は4,220万円。
それを800万にして、退職金も受け取らず、身を削り、庶民感覚で市政に取り組んできたのが河村さん。
15年で約4億6000万も名古屋市に返してきたのです。
これは、パフォーマンスでできる話ではありません。
これも引き継いだのは、広沢一郎さんであり、大塚さんが市長になれば、減税もやめ、名古屋城の木造化復元もやめ、市長、市議、役人の報酬も元通りとなり、今までの15年間でやった事が全て「パー」となったのです。

名古屋城の木造化復元

名古屋城は終戦の3日前、米軍の空襲によって焼失。
国宝第1号の名城であり、「もし焼失していなければ」間違いなく、日本一の城でした。
現在の姫路城や松本城と比べても、天守閣の大きさはスケールがとてもなくデカいのです。
今は世界遺産にもなっていたことでしょう。

恐らく知らない人が多いと思うので説明いたしますが、名古屋城は精密な図面と写真が複数残されており、「完全復元が可能な唯一の城」なのです。
江戸城や大阪城は、図面が残っておりませんので、復元はできないのです。

これを史実のまま忠実に復元するというのが、河村前市長の公約であり、それを引き継いだのが広沢一郎さんとなります。

ここですったもんだがあったのは、障がい者団体によるエレベーター設置の話。
エレベーターを設置しないのは、「差別」だとい出し、いつまでも着工が進まない状況になったわけです。
もちろん、バリアフリーは設置する計画ですが、エレベーター設置となると、建物の構造自体が、江戸時代のものとは全く別物になってしまうこと。
それでは、「復元」ではなくなります。
未来に、国宝や世界遺産を目指すのであるならば、江戸時代の建築技術で建てられた城でなければダメです。

大塚耕平氏が新市長になっていたら、間違いなくエレベーター設置の方向へなっていたことでしょう。
広沢一郎さんが新市長になったことで、名古屋市民の民意として、名古屋城の木造化復元(エレベーター設置はなし)が進むことになります。


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