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競馬攻略本のはなし(2)

クサシマ式を研究したあの頃

【懐かし話】競馬攻略本のはなし(1)では、草島たかよし氏の本との出会いを書いた。
氏の本を元に徹底して研究したが、クサシマ式では騎手、調教師、馬主を丸暗記しなければ戦えない。(笑)
当時はまだパソコンがなく、ワープロが全盛の時代。

当時、18万ぐらいするワープロを購入し、単語登録機能に、騎手、調教師、馬主を登録。
「たけ」と入力すると「武豊」と出てくるように。
競馬新聞を購入したら、すぐさまに、1レースから最終レースまでの馬名、騎手、調教師、馬主を登録し、一目でわかるようにした。
お陰で、騎手、調教師、馬主もフルネームで言えるようにはなったが、馬券成果はイマイチ。
もちろん、的中はあるが、攻略法とは程遠いものだった。

高額な競馬攻略本を購入した結果・・・

草島たかよし氏が1992年の5月に発売したのが『馬券の神道』という本。
何と、定価は30,000円。
「これだけ高額な本だから何か凄い事が書いてあるかも知れない」と思い、即購入した。

この画像は私の本ではなく、ネットで発見した拾い物。
ちなみに私が購入した本は、大昔にブックオフで売ったが、売値は50円だった(笑)
本は、豪華な化粧箱付で、本が手元に届いた時はワクワクしたものだ。
どんな凄いことが書いてあるか期待が膨らむ。
中を開いて愕然とした。
「何これ?」

これも拾い物の画像だが、右側にはレーシングプログラムの形式で書かれ、左側にはその解説。
書いてある内容は、既に今までの本に書かれている内容そのもの。
目新しい内容が何一つないこと。
この写真は1991年の有馬記念のものであるが、ダイユウサクが勝利した理由は「ダイ」タクヘリオス、オースミシャ「ダイ」という「ダイ」が一致する馬名がいるからだと。
仲間の馬というヤツだが、これもツッコミどころ満載なのだが・・・。

メインキャスー(唯一の牝馬)
ダイユウサク
オースミシャ

7文字目が「タ」と「ダ」のサンドイッチ。
これらがダイユウサクが馬券になる論拠だそうが、こうした内容も既に発表されているもの。
これも勉強代と思い納得はしたのだが・・・。

サイン読みからスタートした競馬研究

こうして競馬の研究はサインから始まった。
クサシマ式と呼ばれるやり方は、2年ほど徹底研究したが、「ここには攻略法はない」と結論づけた。
その理由は、馬券になっているサインとなっていないサインの区別が一切つかないこと。
これらの本に書かれている必勝パターンで馬券になっていない事例が腐る程あるからだ。
馬券になっている事例だけ示して、馬券になっていない事例についての説明が一切ないので、これはムリだと。

サイン読み全盛の時代

1990年代はサイン読み全盛の時代だった。
当時、草島たかよし氏も銀座にサロンを持ち、講演会は大盛況だったと聞く。
単勝、複勝に10万単位で購入するスタイルであるが、当時はよく的中したらしい。
その口コミで富裕層の人も講演会に多く足を運んでいたそうだ。

晩年の話


実は、草島たかよし氏の元側近の方が、私のサイトの会員だったようで、草島氏の晩年の話を聞いた。
詳細は書けないが、最後は競馬を辞めてしまったらしい。
【懐かし話】の続きはまた。

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