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ミホノブルボンの正体
【新システム証明馬】ミホノブルボン誕生
正体シリーズ第5弾。
ミホノブルボンについては、私の著書『ディープインパクト誕生の裏に隠されたシナリオ』で詳しく書いている。
著書の内容を抜粋してみよう。
次に新システムを見てみよう。
システム導入とは新馬券発売システムのことを指す。
平成3年8月31日 馬番連勝式勝馬投票券の北海道地区限定施行発売が、2回函館競馬8日目に実施される。10月5日に全国発売。
新馬券システムの導入を暦の1月からにしないことがポイントとなる。
それにより同じ世代の馬が、制度導入【初年度】を経験できない事態が生ずるからだ。これはグレード制度と大きく異なるものである。
では、導入前年と導入年を見てみよう。
まずは馬連導入ん前年の平成3年。
(父)トウカイテイオーが皐月賞とダービーを制した。秋季からは馬連導入初年度になるので、必ずしも菊花賞に出走する必要はない。そして馬連導入年の平成4年は皐月賞、ダービーを制し菊花賞が2着だったミホノブルボンの誕生となる。
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なぜミホノブルボンは菊花賞で2着だったのか?
それはこの馬こそ馬連馬券システムを表現するための【システム証明馬】だからだ。
馬連馬券とは、1着馬と2着馬のどちらが1着になっても馬券は的中する。
つまり、ミホノブルボンが菊花賞で2着になることにより、馬連馬券とはどういう馬券なのかを証明してみせたのだ。
馬連馬券を購入した人は「ミホノブルボンから馬券を買えば」三冠レースを当てれられる、この事実を示したのである。
日本ダービーでゾロ目を出した理由
まず、1冠目の皐月賞。
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この年の皐月賞はマーメイドタバンが出走取消しイレギュラー戦となった。
出走取消馬マーメイドタバンを除いて、枠順を組み替える。
1枠側を8枠として組み替えると、8枠17番スタントマン、8枠16番ホクセツギンガ、8枠15番リワードガルソン、7枠14番ミホノブルボン、7枠13番ナリタタイセイとなる。
つまり、1着ミホノブルボンと2着ナリタタイセイは隠れ同枠であり、【隠れゾロ目】決着で1着馬を空洞化したのだ。
前回の『フジキセキの正体』の記事で述べた、皐月賞と全く同じということが解るだろう。
あの年も皐月賞を出走取消戦でぶっ壊し、【隠れゾロ目】で1着馬を空洞化し、続く日本ダービーでも7ー7のゾロ目で1着馬を空洞化した。
この年の日本ダービーも同様。
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1着ミホノブルボン、2着ライスシャワーの7-7のゾロ目。
注目すべき点は、その払い戻し。
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枠連では1,370円だが、馬連では29,580円の万馬券。
同じ7-7というゾロ目だが、『枠連と馬連との違いはこうですよ』と示してきたのだ。(ゾロ目は同じだけども配当は馬連だと万馬券)
続く菊花賞。
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菊花賞は4-4のゾロ目。
こうしてミホノブルボンは3冠レース全てゾロ目で連対し、役目を終えるのである。
タイトルホルダーは阪神GIの回収役
今年のタイトルホルダーはミホノブルボンと同様の事例。
今年の天皇賞(春)。
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1着タイトルホルダー、2着ディープボンドのゾロ目で1着馬の空洞化。
ミホノブルボンやジェニュインの皐月賞と同様。
続く、宝塚記念。
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主催者がやったテクニックはオーソリティの競走除外。
競走除外馬を出すことでイレギュラー戦に仕立て上げたのだ。
ミホノブルボンは8頭立ての朝日杯3歳S1着から、出走取消戦の皐月賞を回収し、日本ダービーをゾロ目で回収。
それに対してタイトルホルダーは阪神代替の菊花賞1着から、天皇賞(春)をゾロ目で回収し、競走除外戦の宝塚記念を回収。
ミホノブルボン 朝日杯3歳S1着【8頭立てのイレギュラー】→皐月賞1着【出走取消戦のイレギュラー・隠れゾロ目】→日本ダービー1着【ゾロ目】
タイトルホルダー 菊花賞1着【阪神代替のイレギュラー】→天皇賞(春)1着【ゾロ目】→宝塚記念1着【競走除外戦のイレギュラー】
タイトルホルダーの役割は阪神GIの回収だったのである。
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