【懐かし話】サイン読み全盛の時代(13)
サイン読み馬券作家の現実
【懐かし話】サイン読み全盛の時代(8)でAT氏の話をした。
当時ブレーンだったSY氏が言っていたのは、AT氏が馬券で儲けているのを見たこともないし、目標は馬券作家ということだった。
SY氏から聞いた話だと、某雑誌で作戦を書いていたサイン読みのY氏。(恐らく今でも書いている)
一緒に競馬場に行ったことがあるそうだ。
そこで驚いたのは、馬券の買い方。
何と、単勝100円、複勝100円。(笑)
それで『複勝が的中した!』などと喜んでいたのだと。
SY氏は当時から馬連万馬券を当てまくっていた人だったので、100円の複勝という馬券スタイルにドン引きしたとのこと。
当時、こういう話をやたら聞いたので、サイン読み馬券作家は信用できないと実感させられた。
SY氏は業界にやたら詳しかったので色々な話を教えてくれたが、某パイオニアのサイン読み馬券作家は、晩年、本に掲載していた的中馬券を偽造していたそうだ。
それを見た弟子(?)はドン引きして離れていったとも聞いた。
流石にこれはないな
思い出すのは1994年のスプリンターズS。
この年、スプリンターズSは国際化元年。
国際化初年度ということもあり、サクラバクシンオーの連覇だと確信。
相手は、秋季GIレースで継続して使われていた最強サインで、13番人気のキョウエイキーマンを大本線で狙った。
アナウンサー『サクラバクシンオーが先頭だ!内からはキョウエイキーマンが突っ込んでくる!』
『キョウエイキーマン、行け!!』
手に汗握るゴール前で(外)ビコーペガサスに差され、キョウエイキーマンは3着に敗れたのである。
レース後、放心状態だった。
『それまで連対馬を教えていたサインが3着なのか・・・』
その翌月の某雑誌で、サイン読み馬券作家K氏が、このサインについて記事を書いていた。
『K氏も気づいてたか・・・』
内容を読むと、『キョウエイキーマンの複勝をシコマタ頂いた』と。
『馬連買わずに複勝シコタマ?』
これには愕然とした。
恐らくそれはウソだろうと。
それ、脱税じゃないのか?
当時からサイン読み馬券作家K氏は胡散臭いと思っていたことがある。
それはカセットテープの販売。
価格は忘れたが、1万円ぐらいで春と秋のGI前にGIレースのサインを販売していた。
その販売方法が、郵便局の私書箱当てに現金書留で送るというものだったのである。
『振込じゃないのか? 脱税するために足が付かないようにしているのか?』
疑われても仕方ないやり方。
でなければ、わざわざそんな事をする必要はないから。
まだやっているの?
久しぶりに、そのサイン読み馬券作家のHPをみた。
何と現在は、カセットテープではなくCDを販売し、相変わらず現金書留での販売だった。(笑)
『かれこれ30年? まだこんな事をやっているのか?』
推測だが下手したら億単位の脱税になっているかも知れない。
馬券の儲けならいざ知らず、事業所得はしっかり納税しないと。
やっぱりサイン読みじゃあ儲かりませんかね?
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