公務員看護師として働くことのメリット

公務員看護師とは、市立病院や県立病院などの自治体が運営する病院で働く看護師のことを言う。看護師のことをよく知らない人から見れば何が違うのかと疑問に思うかもしれないが、一般的な看護師とは、民間病院に勤める人のことを指している。

公務員看護師の特徴は、公務員待遇となる点だ。地域や病院によって一概には言えないが、大まかには公務員看護師には残業がほぼなく、給料は勤続年数によって上がる年功序列のスタイルだ。入ってすぐの時は金額はそれほどではないが、続けていると確実に上がるため、まさに公務員的な働き方である。

公務員になるメリットは、働きやすい環境がしっかり整っていることだ。公務員の職場は民間の手本となる立場であるため、労働上の法律をきちんと守るのはもちろん、ワークライフバランスを維持できる体制が作られている傾向にある。

例えば、看護師の仕事で大きな要素を占める深夜勤務は、月に8回までと決められており、基本的にはそれを上回ることはない。ただし、夜勤手当は非常に安いという声もある。夜勤を頑張れば収入が入るという感覚より、上限があるおかげで体への負担を考慮できる点がメリットと言えるだろう。

それでも一番のメリットは、やはり公務員ならではの手厚い福利厚生があることが挙げられる。育児休暇が3年利用可能であったり、退職金もしっかり出たりと安心できる待遇が整っている。さらに、公務員は社会的信用度が高いため、ローンを組む時にスムーズに審査が通るメリットもある。こうした要素があることに魅力を感じ、公務員看護師になる人は多いようだ。
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