以前より出願していた「インボイスNFT」の特許が2024年7月31日付で特許庁より特許査定を受領しました。(出願番号 :特願2023-111259)
インボイスについては、実はX(旧:Twitter)でも随分前から発言を重ねてきているのです。
2023年10月から開始されたインボイス制度については、(私を含めて)使い勝手が悪いと言う声をよく聞きます。
導入コストのみならず、発行側にとっては恒常的な事務負担の増加、受益者にとっても保管や整理の手間、偽造あるいは間違ったインボイスを受け取ってしまった場合の対応リスク……などなど枚挙にいとまがありません。
また、こんな記事もありました。
『年間4兆円ものコスト増になる』というのでは日本の将来があやうい!
「必要は発明の母」とよく言いますが、今回JPYC株式会社として取得した特許を用いると、このような利点が考えられます。
実際の特許請求項はこちらです。
申請に使用した図面の一部はこちら。
国際的な電子インボイスの取り決めとしては「Peppo(ペポル)」というものがあります。また日本ではデジタル庁が策定した「JP PINT」という電子インボイスの標準仕様が存在しています。
The Future Is Open - OpenPeppol
https://peppol.org/
JP PINT|デジタル庁
https://www.digital.go.jp/policies/electronic_invoice
今回取得した「インボイスNFT」の特許もこれらの国際的な仕様に準拠していき、幅広い分野で利活用ができるように進めていきたいと思います。
実装についてはこれからの課題となりますが、インボイスNFTの特許については自社で独占するのではなく広く他社に権利許諾していく方針ですので、関心のある方はお気軽にご連絡ください。