自分の中のライガーさん。
人の話を聞くのが苦手だ。
例えば、趣味の写真を見せられたとき。
なんとコメントすればいいのか困る。
私の行っていない旅行の写真、難しすぎる。
会話を広げることが苦手なのだ。
こういうとき、「どう広げよう?」と思うのがベターだ。
しかし、私は「旅行で何かエピソードトークあったかな?」となる。
そして、エピソードトークをし始める。
生粋のお笑い好きが出て、話の腰をへし折ってしまう。
このままではマズい。
だが、最近光が見えてきた気がする。
ライガーさんだ。
ライガーさんになるのだ。
プロレスファンで知らぬ者はいない、獣神サンダーライガー。
新日本プロレス、いや、プロレス界のレジェンドである。
あの人は解説に呼ばれたとき、まともな解説はしない。(いい意味で!)
「すげーーー!」
と叫んでいるだけ。
もちろん、ちゃんとしたことも言っているが
「すげーーー!」と言っている印象が強い。
会社側もそれを知ってか、
新日本プロレスのファンクラブのCMで、ライガーさんや他の選手に
「すげーーー!」と言わせている。
きっと解説者である前に、純粋なプロレスファンなんだと思う。
それくらい、ライガーさんは叫んでいる。
これだ、これこれ。
ここから学ぼう。
そもそも、「会話」をするとき、
相手は何かしらのリアクションが欲しいのだ。
それこそ、私がレスラーなら
「すげーーー!!」と言われたい。
相手の話に食いつく気持ちが大事なんだ。
私のエピソードトークなんて、どうでもいい。
やっとそれを理解した。
今度からは、こうしよう。
「これ、見てくれよ。」
「すごいですね!!」
「この前さ〜。」
「なんすかそれ!すげえ!!」
うん、完璧だ。
「すごい!」と思った自分がいるなら、大げさにリアクションしてもウソにはならない。
ライガーさんだって、「すごい!」と思わなければ反応しないはず。
どんな話にも
「すげーーー!」
で、対応していこう。
プロレスをみていると、学ぶことが本当に多い。
ありがとう、ライガーさん。
勉強させていただきます!