名MC!
「ひょっとして、KENTA選手は名MCなのでは!?」と思った話。
2022年1月1日、プロレスリング・ノアの試合を観に行った。
お目当ては新日本プロレスから来たKENTA選手。
3対3のタッグマッチでノアの若手と対戦。
相手チームの稲村選手がKENTA選手へ猛烈に絡んでいく。
リングの上だけでなく、場外でもバチバチにやりあっていた。
そりゃそうだ、ここでKENTA選手と絡めば注目される。
めちゃくちゃにチャンスなのだ。
そして、ふと思った。
「なんか、バラエティっぽいな」と。
若手がエンジン全開なところがバラエティの構図と似ているなと思ったのである。
こらからの若手が初めてテレビに出たときの、ギラギラした感じ。
場の空気など関係なく、前へ前へ自分のやりたいボケをねじこむ姿勢。
先輩に対して失礼なことを言ってみたり、用意してきたエピソードトークを流れ無視で披露したり。
「キミ、一晩で売れようとしてる?」みたいなツッコまれるパターン。
一歩間違えたら、ただのイタいやつだ。
ここでMCが上手く料理できるかが試される。
全力でぶつかってくる稲村選手に、一切引かないKENTA選手。
会場も稲村選手を応援するムード。
結局、試合はKENTA選手が稲村選手を倒して終わった。
そして、マイクを握ったKENTA選手は、
「ひょっとしてアイツがいる限り、ノアの未来は明るいんじゃねえの」
と発言した。
ギラギラした若手を全力で受け止めて試合(バラエティ)を成立させる。
決してイタいやつで終わらせない。
これはもう名MCだ!
KENTA選手の発言は、バラエティに置き換えたら
「お前ら明日から仕事増えるぞ!」と言われたようなものである。
僕だったら大喜びだ。
そうなると、KENTA選手は「KENTA兄さん」と呼ばれる日も近いのかもしれない。
彼は名MCなのだ。
試合を観ていて、そんなことを思った。
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お察しの通り、プロレス好きです。
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