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不妊治療と妊活と。

こんにちは、wacoと申します。
よろしくお願いします。

「不妊治療」と言う言葉と
「妊活」と言う言葉。

「妊活」の方が
アクティブなイメージを持つのは私だけかな❓

妊活していた頃の私は、目標達成に意欲的だったので、通院は楽しい塾のような感覚でいました。

卵さんが、分割した、胚盤胞になったと
パートナーに電話して喜びを共有出来、愛情の再確認が出来ていたように思います。

でも、そんな私でも、やっぱり終了のタイミングがわからないなぁと、妊活中の皆さんが抱くふわっとした不安はありました。

赤ちゃんが出来ることがゴールではないの❓

確かにゴールなんですけどね。

患者さんの問診をさせて頂くと多くの人女性からこの言葉を聞きます。

「いつ終わりがくるのかわからない」
この終わりには二つの意味があり

・妊娠による妊活の終わり
・妊活を止めることによる終わり

とってもナーバスな問題です。

実際、問診中にポロポロ泣いてしまわれる患者さんが沢山います。

とっても古いですが
「涙は心の汗」なんです。心に熱が発生した時、それを冷やすために涙は溢れますから。
そして、涙には色んな意味があるのだと思います。

・パートナーに申し訳ない気持ち
・両親や親戚からの圧が苦しい
・兄弟姉妹が妊娠出産したことからの焦り
・遅かったかも、と言う後悔
・女として機能していない気がする悲しみ

↑これは、全て私感です。

もっと複雑かもしれません。

病院で採卵した直後のリカバリールームで
寄せ書きを読みながら、沢山の方々がチャレンジしている現状をリアルに感じました。私は、それを読むのが好きでした。皆さんとても前向きだから。
その時、恐らく私の次に採卵室から出てきた方だと思います。扉が開くのと同時に「おゝいおい」と泣き崩れてしまいました。(姿は見ていませんが)

緊張とお腹の痛みと、心の痛みが心の汗となって溢れたのだと思います。
一緒に私の目も潤みました。

そして私の終わりは、頸がん異形性の発見とともにやってきました。その時の気持ちは封印しますが、今は良い選択だったと思っています。病気は嫌ですが、ほっとしたのも事実です。その後、おかげ様で異形性も治りました。

私はその経験を経て、今、鍼灸師として1人でも多くの方の卵ちゃんの質を上げるべく頑張れています。とても幸せなことです。

辛い不妊治療よりも、ちょっとワクワクする妊活ライフに出来るよう、これからも皆さんのお手伝いさせて頂きたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

ギャラリーからお写真を使わせて頂きました。
わたねこさん、ありがとうございます。