見出し画像

オンライン日本語教師:初回レッスンから継続される方法、男女でレッスン内容を変える

はじめに

オンライン日本語教師では、1回目のレッスンから2回目、3回目と継続してもらいたいでしょう。そのためには様々な工夫が必要です。

その工夫の一つとして、私は生徒が男性の場合のレッスンと女性の場合のレッスンでは少し授業の方法を変えています。

私は以前教員として男子が多い理系を担当していたり、女子高に赴任したこともあります。その経験を元にやはり男女での対応は少し変えた方が良いという着想に至りました。

概要

諸説ありますが、男性は理論的、女性は感情的ということが言われています。
例えば、家電量販店の店員は男性の客に対しては家電の性能、値段、などを説明する。女性の客には”冬は足が冷えますよね”などと共感する発言をするなどです。

これらの事例のように私は男女でレッスンのやり方を少々変えています。


レッスンの違い

男性

レッスンの始まる自己紹介の時により詳細なこれまでの経験などの自己紹介をします。
そして、生徒の目標を聞いて”その場合は私と○ヶ月レッスンしたら向上します”のように解決法を示します。

レッスン中に解説の場面では詳しく解説をしながら、私が経験豊富で知識があることを示します。

そして必ず宿題を渡して、宿題を行い復習をすれば必ず日本語力が上がると話します。

男性へのレッスンは冗談を交えつつも多少淡々とレッスンをしても問題ないです。それよりも今回学習した内容がとてもこれからの学習に役立つことや、日本人はよく使う表現だよ、ということを教えます。

男性へのレッスンは親しみやすさと、自分がとても優秀で生徒を導くことが出来るとアピールしながら授業をすることだけです。
あとは、残酷ですがあなたのレッスンが良いかどうかの結果次第です。

女性

女性へのレッスンも男性と基本は同じですが少し変えます。
まず、初回授業で相手の日本語をとにかく発音でも文法でも褒めます。そして、日本語難しいですよね、ここまで出来るなんて凄いですよね、と言います。

そして、日本語のレッスンによるゴールや目標を聞いて、とても素晴らしい目標ですね、と言います。

レッスンの中身についてはほとんど変わりません。

そしてタイミングを見て化粧品の単語をひらがなと英語で書いたPDFを送ります。
私が調べて翻訳しました、日本で化粧品買う時に使えるよ!と言えば喜んでくれます。
(この化粧品リストを使うか使わないかは分かりませんが女性向けにわざわざ翻訳して用意しているということが重要です)

レッスン中に生徒の国の話やなどをして興味深い単語がでたら”それいいですね、ちょっとメモするから待ってください”と言って画面で見えるところでボールペンをカチッと押してメモします。

これらはあくまで一例ですが、まとめると

  • 相手に共感する

  • ”相手のことを思っている(大事に思っている)”ということを相手に思わせる

  • 1つ1つの行動に理由を説明する

女性へのレッスンはレッスンの善し悪しだけではなく、他の要素を混ぜたらレッスンの継続率があがります。

女性へのレッスンでレッスンがちょっと上手く出来なかったな、という場合でも上記のようなテクニックを行うと意外とレッスンを継続してくれます。
逆に男性の場合は継続してくれない場合が多いです。

例1 準備不足の場合

レッスン中に様々な軽い問題が起きます
これ用意しとけば良かった
この資料がバグなのか開かない etc…

これらの場合、私は男性のレッスンでは何事も無いように別のレッスン方法を継続します。
女性へのレッスンでは”ごめんない、○○したいと思ってたけど出来ないの、あなたにこれ見せたかったのに”ときちんと話します。

例2 アドバイス

男性に対してはより良い勉強方法、テキスト、etcその人の日本語力が向上するなら積極的にアドバイスを行います。
男性にはアドバイスを出来るほど私は日本語教師として精通しているということのアピールにもなります。
女性に対しては”こちらもあるよ”のように簡単な提案をするに留めます。

まとめ

心理学から見た男女によるレッスンの対応の違いについてまとめました。これは心理学から見た側面であり全ての男性、女性に当てはまるわけではありません。
飽くまでも参考意見の1つとしてお考え下さい。
ここまで読んでいただきありがとうございます。また別の記事でお会いしましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?