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参加者アンケート結果:映画スタッフのための契約レッスン(令和5年度)


2024年2月に、JFPが事務局となり実施した「ゼロから始める、契約書の読み方講座」の参加者からのアンケート結果を以下にまとめています。

本年1月~2月にも映画スタッフ、俳優、監督など、映画に携わる皆さま向けに同様の講座開催を予定しています(参加無料、末尾に申込ページあり)。講座への参加に興味のある、参加を検討している、参加を迷っている方々など、ぜひご参照ください!

対面研修会5回のアンケート集計結果

  • 参加者合計:114名

  • アンケート回答者数:109名

  • 「今回の研修は今後の業務に役立つと思いますか。」「今回の研修を通じて、契約実務についての理解は深まりましたか。」という質問に対し、約99%が「そう思う」「ややそう思う」と回答

<自由記述欄抜粋> 

※同じ趣旨の意見は割愛しています 

① 研修会の内容、構成、会場、時間(長さ)はよかったですか。

  • 立場が違う方々の現状をお聞きすることができて、長くなっても大変有意義でした。

  • 90分では足りない。契約書のひな型を一通り読む時間、記入する時間がもっと欲しいので、休みをはさんで180分は欲しい。

  • 内容→長澤先生の話がとてもためになった。会場→広さ、人数、土地Good!

  • トークの部分はちょうどよかったです!ディスカッションはもう少し長く話せたらよかったです。

  • もっとお一人ずつ詳細なお話を聞きたかったので。 でも無料でこういう機会をいただけて良かったです。

  • 時間が足りない。どのような立場の人がいて、それぞれがどう考えているのか、何を知っていて何を知らないのかを知りたいと思いました。

  • 知りたい内容が多いだけに、時間がもう少し欲しかった。(そのための補足教材があるのはgood!)

②教材の内容、構成、量、見た目はよかったですか。

  •  法律系をかみくだいてくれたので読みやすそうです!

  • この時間内で見やすく分かりやすく作っていただいてありがたいです。

  • 重要な項目がよく理解できた。

  • ガイドブックとても良い!

  • 無料でおどろいた。

  • はじめの一歩としてちょうど良いボリュームで、わかりやすい文言でした。

  • もう少し詳しいともっと良いです。

  • とても充実した冊子で、活用させて頂きます!


③今回の研修は今後の業務に役立つと思いますか

  • フリーランスの方々にお世話になっているので、少しでも働きやすい場を作りたいです。

  • フリーランス新法で何かしらの文章での契約が義務化ということを知り、とても良かったです。

  • 約束事をかわすという意識が変わった。

  • 皆に広めたい。

  • 映適なりフリーランス新法なり、今後の対応の参考になりました。

  • 今後社内にも持ち帰りたいと思った。

  • こういう研修会に参加したよ、と現場で話した時の相手の反応で、今後一緒に仕事ができそうかの試験にもなりそうです。

  • 普段あまり仕事をしない方の意見が知れてかなり良かったです…!

  • プロダクション側としてより健全な場になるよう必要な知識を得た。 

Q、研修会を受講して感じたこと等があればご記入ください。

  • いろんな立場の方から話を聞けてよかった。

  • 契約は自分1人じゃ戦えない。

  • 映画制作というジャンルに当てはまりづらい事柄の数々ですが、皆様の今後の周知活動を願います。

  • 契約書もそうですが、協議したり、議論や交渉にもっと慣れて、あたり前にしていかなければならないと感じました。

  • 業界全体で取り組んでいかなければならない、今後を担う若手に知識として身につけてもらいたいと思いました。学生にも学んでほしい分野だとも思います。

  • 現役スタッフの意見も聞けてよかったです。これからも続けてください。

  • ひな型があることで、プロデューサーと話し合うものさしがより具体的になりました。

  • やはり個人として働きかけるよりスタッフ大多数で動かなければと思いました。でもこの動きは必要であると思っています。

  • 学生向けの講座の拡充を希望します。現場未経験ゆえ、どれぐらい請求すべきか、どれぐらい働くのが適正なのかの感覚がまだないので。

  • ポストプロダクションの方も、もう少し理解いただけたら話がし易い。よい会でした!

  • 契約書の記入時間、ディスカッションの時間はもう少し長い方が良かったと思いました。全体的には、とても学びのある講座で、受講できて本当に良かったです。今後もぜひ定期的に開催して頂けると嬉しいです。ありがとうございました。

  • 契約書への考え方が深まり、参加できて良かったです。こういう研修会にプロデューサーや制作会社の人が来て欲しいなと思っています。制作会社向けの研修会もぜひ開いて欲しいです。

  • とても勉強になりました。必修のリテラシーとして、大学とかでやって欲しいくらいです!

  • 全体に大切なことが多く、実りあった会議でした。

  • プロデューサー(発注者)側にたくさん冊子を配りたい思いました。

  • 不定期でも良いのでとにかく続けてこういった勉強会を開催して頂きたいです。

  • 実際に参加者が手を動かす研修会のスタイルはとてもよいと思いました。 参加者の方もおっしゃってましたが、制作会社やプロダクションの方も参加するとよいと思いました。

  • 受講後にも質問ができるといいなと思いました。

  • 参加者が様々な役割の方がいらっしゃったので、それぞれの視点での意見や、導入の際の実際の課題が聞けてよかった。より理解を深められました。

  • ギャランティーを交渉するのに少し抵抗があったのですが、契約書とともに交渉してみようと思いました。

  • 普段同じ部署の近い仲間内でしかこういった話が出来ないが、他の部署で普段交わらない方の意見が知れて良かった。

  • 色々質問に答えていただいてありがとうございました。

  • 未来の為の一歩になった。ありがとうございます!!

  • 参加者の多くがフリーランスの個人で、責任ある制作会社の方が少ないのが残念でした。個人向けのみならず、企業向けの講座などもあってよいかと思いました

  • 発注側として、適正な取引、契約書作成の仕組み作りが必要と感じました。

  • 自分が契約書を提示するという設定が「極めて」優れていると思いました。契約書となっていなくても、何を希望するのかを明確にしておくことが、個人として重要と思います。

  • 知りたい事がかなりカバーできて良かった。こんな事を通して映画制作の実際が良くなっていくのだと感じた。契約書のサンプルがあり助かる。時間が足りないのでまたやっていただきたい。

  • 契約書について考える良い機会となりました。 他の方も言っていましたが、プロダクション側が契約書をまず準備してもらえるように変わっていって欲しいと思いつつ、受け身にならないようにしたいと思いました。

  • 満足したが、とはいえ…やはり契約のうえで潰されない力がある人のものだなと思った。仕事を選べない人の為にみんなで声をあげることが必要。

  • 監督かスタッフの生の声が実感に繋がるとても良い機会だった。業務前に公正に話せる場がきちんと出来るように自分も努めたい。

  • たくさん機会を作って輪を広げてほしいです。

  • 今回受講した方々は関心がある、勉強する意思があるのだと思いますが、ほとんどの方がそこまで勉強に力を注がないのだろうなとも感じました。と同時に、そういう方のトラブル回避も、あるいはトラブル時のケアも必要かなとも感じました。

  • 今まで口約束で「明日来て!」「はい!」という状態で、応援や助手で突然現場に参加させて頂いたりしていたが、これからはフリーランスとして契約をしていかなければならない、ひとりの人間としてQOLを守り、良くしていくために必要なのだと分かった。


回答者の属性


※上記図③職業の中盤で、『4(3.7%)』の回答は、「その他」を選択し、詳細の記載がない方々

作成:一般社団法人Japanese Film Project

2025年1-2月の申込ページ

映画スタッフ向けに2回の研修会が予定されています↓

俳優と配給・エージェントとの契約に関しても、以下日程で研修会が予定されています。

主催:文化庁(令和5、6年度「芸術家等実務研修会」)
事務局・企画・運営:一般社団法人Japanese Film Project

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