動物介在研修って聞いたことありますか?
こんにちは。
JPB株式会社の行光(ユキミツ)です。
JPB株式会社とは?
まずは、JPB株式会社を紹介させていただきます。JPB株式会社は、2023年8月に設立し、JPB動物病院グループや老犬ホームスマイルフラワーの運営をはじめとした様々な事業を行っています。スタッフ全員の「想いを、実現する」ことで、私たちはより良い世の中を創造していきます。
様々な動物介在プログラム
ホースセラピーなど、動物を介在したセラピーは海外では広く認知されています。他にも、アメリカのプリズンドッグプログラム、犬を用いた刑務所内での更生プログラムなど動物を介在した様々なプログラムが実は世界では多く存在しています。なぜ、動物を介在したセラピーやプログラムが用いられるかということですが、やはり動物を介在することで様々なメリットがあると考えられているからです。その中でも、犬を対象とするプログラムが行われる理由は、実は犬が大昔から人と一緒に暮らしている馴染みの深い動物であり、群れを形成する習性があることで、組織のルールや相手の気持ちを理解することに適しているからです。今回は、その動物を介在した研修のメリットについて紹介していきたいと思います。
自分を見つめ直すきっかけ
当たり前ですが、動物は言葉を話しません。そのため、言葉を話せない相手にどうすれば伝わるか?相手の気持ちをどうやって読み取るか?そういった相手を思いやる気持ちが必要になります。そのため、こういうことを言うと嫌がるだろうな、怒るだろうなということを考えて行動しなければなりません。そのため、自分の発言や行動を振り返る良いきっかけにもなりますし、そういった思考法を身につけることで、リーダー層にとても良い影響があると考えられています。
マネジメントの勉強
例えば、犬が悪いことをしてしまった時にきつく注意してしまうと、それがトラウマになってしまい、逆に悪化してしまうことも少なくありません。人も同じで、部下を注意するときの方法を考えた時、全員の前できつく注意するべきなのか?それとも個別に注意するべきなのか?どうやったら伝わり、次から改善するかを考えなければなりません。逆に、言葉の通じない犬に対してどうやって褒めれば学習するようになるのか?こういったことを経験することで部下への褒め方も学べることができます。リーダーになると忙しくなりますが、このように、研修を行うことで定期的にマネジメント方法を意識する良い機会になります。
癒し効果
この効果は、すでに認知されているとは思いますが、ペットがいることで雰囲気が和みます。自宅にいてももちろん和ませてくれますし、会社にいることで雰囲気が良くなり、会議や打ち合わせにおいて発言しやすい環境ができ、風通しの良い環境になると思います。
ペット先進国のドイツではオフィス犬がいて、従業員のストレス解消と生産性や能率の向上に役立てる仕組みがあるようです。
このように、新入社員へのフォローアップなどを始め、社員のウェルビーイングにも貢献すると思います。
日本で広げるための課題
まず、日本ではオフィス自体、犬や猫NGの場所が多いです。そのため、研修を実施するとしてもブルーシートを引くなど対策を行い、衛生管理をしなければなりません。また、ペットアレルギーの方もいると思いますので、そういった方への配慮も必要になります。そのため、近年では、一部のスペースをペット好きな社員が使えるようするペットフレンドリーオフィスなどもでてきています。そういったオフィスが増えれば、動物介在研修も広まると考えています。このようにオフィス内で難しい場合は、オフィスの回りをペットと歩くなどのウォーキングイベントだけでも始めてみるのも良いかもしれませんね。
人として大事なことを思い出すきっかけ
私たちは、動物医療従事者として、動物を助けることはもちろんですが、こういった活動を広めていくことで、人とペットがお互いにもっと尊重し合える社会を作っていきたいと考えています。その結果、保護犬が減り、殺処分ゼロにも近づいていきます。コロナ渦により、在宅勤務やオンラインでの業務が増え、人と人とのつながりも減ってきているようにも感じます。動物介在研修はこういった課題の解決にもつながり、人として大事なことを思い出すきっかけにもなると感じています。JPB株式会社はペットに関わる様々な活動を支援させていただきながら、引き続きよりよい社会づくりへ貢献していきます。