見出し画像

ペットに優しい社会が生み出す効果

こんにちは。
JPB株式会社の行光(ユキミツ)です。


JPB株式会社とは?

JPB株式会社は、2023年8月に設立し、JPB動物病院グループや老犬ホームスマイルフラワーの運営をはじめとした様々な事業を行っています。スタッフ全員の「想いを、実現する」ことで、私たちはより良い世の中を創造していきます。

ペットに優しい街とは?

テレビを見ていると、海外のペットに優しい街の紹介番組などがありますが、具体的にペットの優しい街とはどのような街なのでしょうか。世界に目を向けてみると、ペットに優しい街ランキングをドイツの保険会社が実施しているようで、サンフランシスコやシアトルなどアメリカが上位にランクインしていますね。ちなみに日本は統計をとった50都市中、49位とのことです。
そこで、サンフランシスコの特徴を調べてみると、ペットと一緒に遊べる公園やお店が多いことが上位にランクインしている理由とのことです。日本では、まだまだペット禁止の公園も多く、レストランやショッピングモールでペット同伴可能なお店は海外に比べるとまだまだ少ないですね。

ペット同伴施設の増加メリット

日本には犬が約680万頭、猫が約900万頭と1500万頭以上の犬猫がいます。一方で、ペットがいるから旅行に行けない、出かけにくいという話は少なくありません。ペットホテルやペットシッターは普及してきていますが、やはり預けたり面倒を見てもらうことに対して抵抗感のある方は一定数いらっしゃいます。そこで、ペット同伴施設が増えることで出かけやすくなることはもちろんですが、一定の経済効果も出るのではないかと考えています。日本には、訪日外国人も増えていますので、日本へペットと一緒に来日できることになれば、安心して滞在できますし、さらに観光国として人気のある国を目指すことができるかもしれません。

高齢化社会におけるペットの役割

日本は、先進国の中でもかなり高齢化率が高い国というデータがあります。加えて、認知症の方は2025年には700万人にまで増えるという予測もでているようです。日本の人口が1億2000万人と考えると、20人に1人が認知症という計算になります。この傾向が変わらないのであれば、将来、さらに増えていくことが予測されます。そうすると介護や医療の負担がとても増えてしますので、この対策の1つとして、ペットが役立てるのではないかと考えています。特に犬を飼うと散歩に行って地域の方と会話することで、適度な運動や会話が自然に生まれてきます。また、地域の方とのつながりがうまれることで災害時の助け合いや万が一何かあった時に助けてもらえる仕組みがうまれてくるかもしれません。もし、ペット同伴施設が日本に沢山あればそこにコミュニティがうまれ、さらに人と人とのつながりがうまれます。このように、自然と会話や運動がうまれる社会ができれば、認知症予防や生活習慣病予防につながり、社会保障費の削減などにもつながるのではないかと考えています

ペット介在によるウェルビーイング

最近、ウェルビーイングという点に着眼されていますが、この点においてペットが介在することは非常に役立つと考えています。様々なデータを見ていると、ストレスが溜まることによる作業効率の低下は30%、モチベーションが下がることによる生産性の低下は50%ともいうデータもあるようです。ストレスやモチベーションの低下は多くの場合、職場におけるコミュニケーションが問題になると感じています。特に若い世代になればなるほど、コロナ感染症の影響もありましたので、人とのコミュニケーション経験がどうしても少ない環境で成長してきています。そういう人たちにとって少し気まずい時にペットがいると、緊張が和らぎ、本音で話しやすくなる、何か一緒にイベントを行うことでコミュニケーションをとりやすくなるなど、様々な効果を生み出すことができると感じています。労働人口が減少している中、ストレスなく、高いモチベーションを保ちながら仕事をすることでさらに一人一人の生産性を高めていく必要があると日々感じています。そういった環境をペットを介在することで作ることができれば、理想的なペットに優しい社会づくりへも一歩近づくのではないかと感じています。

保護犬保護猫問題

今回は、ペットに優しい社会を作ることによる様々なメリットをお話しました。これらの活動が広まるとともに、保護犬保護猫問題の解決にもつながると感じています。ペットは人へ沢山の良い効果をもたらしてくれる、その分、人もペットをもっと大切にするようになるはずです。そうすれば保護犬や保護猫を飼おうと思う方ももっと増えてくると思います。そしてその結果、殺処分ゼロを達成することができます。日本がこれから先進国の中でも有数の健康長寿国になるために、ペットに優しい社会を通じ、少しでも貢献していけるよう、NPO法人Link toを通じて活動して参ります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?