☆Fラン大でぬるま湯生活をした結果、週5労働を体が受け付けなくなった。
noteでも度々書いているが、俺は1度目の大学受験は大きな失敗をしてしまい、後期入試で近場にある地方国立大の工学部に進学した。入試成績で言うとトップ合格で、自分の持っている受験学力からしたら、あり得ない大学への進学だっただろう。(どうしてそのように過剰に大学名を落とすことになったかは、俺の個人情報にも関わってくるので、詳しくは隠させてもらう)
いや、地方国立は厳密にはFラン大(所謂ボーダーフリー大学)ではないだろうという読者からの指摘の声が聞こえてくる。分かってる。分かってますよ。ただ、大袈裟に言った方が記事も伸びるかなって‥‥。(言い訳)
つか、その辺の大学なんて「普通に」勉強してれば全部「ボーダーフリー」だろうが!(本心)
まあとにかく、コミュ障不細工陰キャの俺は、数学受験して都内の私立文系大に行ったとしても馴染めないし、卒後どうしようもなくなることが予想出来ていたため、大学名は悪くても、工学部の機電系学科で「役に立つ」学問を勉強する方が、俺にとっては卒後の予後が良いと、当時は思っていた。
そしてそれは実際間違いじゃないんだろう。
そんなつもりで大学に入学した。なんかもう、全てがどうでも良かった。
一応、受験勉強については自分の限界までやらなかったかもしれないが、人並み以上には時間や金や労力はかけていた実感がある。なのに、それを大きく下回るあり得ない結果。
そもそもこのFラン大に行くならば、別に幼いうちから勉強を頑張って中学受験をする必要もなかったし、高校生の時にあんなに受験勉強を頑張る意味も、ましてや浪人をする理由すらなかったのだ。(現役の時に後期で受かってた大学より下の大学に行くことになったからな)
そう思ったら、自分の今までの努力は一体何だったのだろう?と思い、とてつもない無力感に襲われた。
あぁ、結局社会で頑張っても報われる訳ではないんだな。これから先、何かに「真剣」になったって無駄なんだな。もうどうでも良いから、「サラリーマン」になれればそれで良いや。そんなことを考えながら入学した記憶がある。
工学部での専門科目は、機械工学や電気電子工学の場合、高校数学・物理の延長であると感じる。(情報系は大学に入ってからよーいドン!みたいな感じがある)
結局、単位さえ取れれば良い訳で、その辺の一般的な大学の工学部の期末試験の場合、その科目の典型的な「計算問題」が出題される。
そしてそれを解く為に必要なのは、主に数学3で習った微分積分や三角関数や複素数平面だ。
周りの一般的な学生はその辺りの習熟が未熟だから試験に困るんだろうが、正直言って俺は全く困らなかった。
工学部の勉強で苦労した記憶など一切無いし、工学部に通っていて、「勉強した」感覚が一切無い。
授業は行かないかスマホ弄るかで、試験期間になったら試験受けに行って、大学受験で散々やった積分計算をして単位が来る。マジでこれだけだった。
どう考えても駿台予備校に通っていた時の方が難しい勉強をしていた。
あおいさん、座学はそうでも実験は?あおいさんみたいなコミュ障は、理系の実験科目で困るって相場が決まってるよ?
という読者からの指摘が聞こえてくる。
でも正直実験も困らなかった。レポート書くのは怠かった記憶があるけど、Fランのレポートなんて手順書の写経がメインで特に考察は要らないから、YouTubeで「ラブライブサビメドレー」を聞きながら一晩腕を動かしたら完成する流れだった。(工学部特有の手書きレポート)
そしてコロナが重なっていたこともあり、俺は大学に殆ど行かないまま、学年が上がっていった。
その間、俺は家に引きこもり、アニメ漫画ゲーム映画漬け生活を送っていた。今思うと天国だった。
当時は、こんな緩い環境で良いのか?という気持ちや、自分の学力に見合わない大学にいる不快感で学歴コンプレックスに罹患することもあったが、「寝そべりたい」という欲求はそれらを上回っていた。
あ、それ以外にもアルバイトをしていたな。そして、バイト代は基本的にライブのチケ代や、交通費に消費されていた。というか、当時、俺は家の中にいる時間を除けば、大学にいた時間よりも、電車に乗ってる時間+ライブ会場にいる時間の方が長かったはずだ。
それくらい、大学に時間を奪われていなかったし、自室で趣味を満喫していた。
研究室も、ぬるま湯なところを選んだ。(ここも様々な経緯があるが、個人情報に抵触する為ぼかさせてもらう)
理系には主に「ブラック研究室」と「ホワイト研究室」がある。前者は研究のやる気があり、拘束時間が長く、院進率が高い研究室、後者は研究のやる気があまりなく、拘束時間が短く院進率が低い研究室だ。
インターネットで良く目にするような有力大学では、ホワイト研究室の方が人気らしく、その為GPAバトルみたいなのが盛んらしい。
しかし、Fラン大学においてそれは逆転する。成績が良いやる気のある学生ほど、前者を志向し、やる気のない学生ほど後者を志向する。インターネットで情報を仕入れていた俺は、あれ?ネットで見たことと全然違うじゃん!と戸惑った。
理系の研究室選択は基本的に成績優先である。そして、俺は成績(GPA)は良かった(特に落ちこぼれもしなかった)ため、ホワイト研究を率先して選んだ。
そこでは実質的に週1登校だった。マジで週1で習い事しに行ってる夏休みの小学生のような生活だった。研究が実質的に始まったのは4年の10月頃で、それまではなぁなぁで流すことで自由な時間を作ることが出来た。
インターネットでは「理系は忙しい」と言われるが、どこが忙しいんだ?
まあこれは、俺が適正よりもレベルが低い大学に行った+コロナさんによるリモート授業+ホワイト研究室の3パンチによるものである気がするが。
まあ、こんなぬるま湯生活をずっと過ごしていたから、週に5日も働くなんて考えられなかった。
いや、昔はそんなことなかった。俺は土曜も授業がある高校で皆勤だったし、加えて塾にも行っていた。
それなのに、Fラン大のぬるま湯生活を4年過ごしただけで、1日1ターン行動の生活になった。昼の3時に起き、インターネットサーフィンしてアニメ見て、夜9時頃になったら流石に焦って近所のすき家でチーズ牛丼を食べ(実話)、その後はアニメか漫画かゲームかインターネット掲示板かニコニコ動画か。よくわからないが、そいつらを楽しんでいたら朝の5、6時。そこで、近所の吉野家の朝定食を食べる為に自転車乗って、帰ってきたら血糖値スパイクで爆睡。そんな生活を送っていた。
これを3年繰り返していたら、どうしようもない、生活リズムが崩れた22歳の童貞が誕生していた。
そこからやる気出して就職に向かえていればまだマシだったのだろうか。
そんな状態になっても俺は、学歴コンプが抜けきれず、「働きたくない」という気持ちは更に強固になっていた。
工学部には友達と呼べる存在は数える程もいなかったが、唯一仲の良い友達がいた。
そいつも、俺と同じく「働きたくない」という気持ちを持っていた。ついでに、そいつも俺と同じ「童貞」の称号を持っている。今は実家住みで週3のアルバイトで生計を立てている者だ。
あにょ〜、インターネットで「機電系」って就職に強いって聞いたんですけど笑😅
そして、その友達と「最難関資格を取り人生を逆転する」という「夢」を掲げ、共に図書館で毎日勉強する生活を始めることとなった。
ちなみに友達は公認会計士を目指すため、当時は図書館で映像授業を見ていた。俺はやっておきたい700や、理系数学入試の核心(青)や良問の風を解いていた。あの時が人生で一番楽しかったな。間違いなく充実していた。
まとまりが無くなってしまったが、俺の工学部生活をざっくり説明するとこんな感じだ。もちろん全てを伝えることは出来てないが、これを読めば、「あぁ、あおいさんはもう週5で活動することが出来ない人間になっちゃったんだね」ということは理解して貰えると思う。
そんな訳で自分には「正社員」は無理だなと思った。研究室にいた先輩たちは、JR東海やら三菱電機やらアイリスオーヤマやら富士ゼロックスやら地方公務員技術職やら、まあその辺に就職していた。(半導体系のブラック研究室なら、東京エレクトロンとか、その辺りも行けたのだろうか。というか、ブラック研究室の方が「やる気がある人間」が集まるため、もっと良い所に就職していた)
研究室に豊田自動織機からの推薦とかも来てたしな。俺ももしかしたら「サラリーマン」になれてたんかね?
Fラン大学でも、別に就職に問題ないんだな。工学部は「専攻」が重要ってマジなんだな、と実感した。
実際、まともにやってれば割と名の知れた、大手メーカーみたいなのには入れるんだな、と。
でもそれが俺に出来たかは分からない。なぜなら就職活動自体しなかった(エントリーすらしなかった)からな。
「自分を表す写真」をESに乗せる所で躓いた。俺のスマホには、音ゲーのリザルトと、エロゲーのスクショと、ライブのセトリしか入っていなかった。「自分」を写真で写すことすらしていなかった。
まあ、実際、俺は院に行くつもりだったから、そこで就活しなかったのは別に‥‥って感じかもしれないが。
だいぶ話が脱線してしまったが、言いたいことをまとめるとこんな感じか。
1、難易度の低い地方国立であっても、機電系で院まで行けば大概の人はある程度名の知れたメーカーで働くことは出来る。インターネットで言われていたことは事実だった。
2、4年間のぬるま湯生活のせいで、俺は社会に出るやる気も能力も失われてしまった。
俺はどうすれば良かったんだろうな。学科で「就職出来なかった」奴って、俺と前述した友達の2人だけだったんじゃないか?
工学系の場合、就活が下手なら、NNTになるよりも、「誰でも行ける会社」に吸収される気がするからな。
そんな環境でも俺は働けなかった。働きたくなかった。
誰か俺を、働かせて下さい😂
追記
もしこれを読んでいる受験生が居たら言いたい。基本的に難易度が高い大学の方がそこでの生活も忙しいです。堕落してみたいなら俺のように、進学先のレベルを極端に落とすと可能です。
まともなままでいたいなら「身の丈に合った」進学を進めます。まあ、引きこもり生活は最高に楽しかったですけどね。