京都の水は芸術品であり、最古の蔵は総合エンタメ。
去年の秋、
京都の嵐山を観光する際に駅構内にある酒屋さんで一際目を引く
本箱に入った珍しい形の日本酒を発見し購入。
「神蔵」を造る松井酒造さんは京都の町中で酒造りを続ける最古の蔵で創業から約300年。
そんな歴史的な蔵だからこそ?松井酒造さんのラベルデザインは最先端だし、ARアプリを取り入れたりする遊び心は作品を手に取る人をワクワクさせ、お酒だけにとどまらない総合嗜好品である事を感じさせてくれます。
黒いボックスが山田錦を使った純米大吟醸。
白いボックスは京都の酒造好適米「祝」を使った純米大吟醸。
どちらも味わいは芸術的。
(山田錦)はとても良い意味で抽象画の様な印象。
爆発的に香り立つのに1本の細い糸の様に長くて繊細な余韻とキレ。
比叡山から流れ出た地下水はとても柔らかく、クリアで透明感があり美しくて優しい口あたり。
この感覚の山田錦のお酒は初めてで驚きます。
お出汁料理や
素材の味を楽しむ繊細な和食と◎
▶︎神蔵 「醗酵奇譚」TALES OF FERMENTATION
純米大吟醸 無濾過・無加水・一火(黒)
📍京都府 左京区
🏯松井酒造
🌾山田錦100%
精米歩合:35%
アルコール度:15%
「祝」は山田錦と飲み比べると、輪郭がハッキリしている印象。
キレが良く、やはり軟かい水を感じます。気品あるテクスチャー。
トマトとクリームチーズ、ジェノベーゼパスタと合わせても美味しく楽しめました。
ハーブを使う洋食とも相性が◎
▶︎神蔵 「醗酵奇譚」TALES OF FERMENTATION
純米大吟醸 無濾過・無加水・一火(白)
📍京都府 左京区
🏯松井酒造
🌾祝100%
精米歩合:35%
アルコール度:15%
飲み比べ必須。
ボックスの中には読み物と、新聞も入っていて趣深いです。
鴨川近くで酒造りをされている松井酒造さん。
能登の名杜氏「道高良造」氏の技術を受け継いだそう。
また蔵電力の約6割を太陽光発電により賄い、地球環境にも配慮するという取り組みも。
酒蔵見学もさせてもらえるそうなので今年も京都へ行ってみたいと思っております。
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