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【日本語教師】駅のアナウンスの違和感、謎が解けた
こんにちは。
今日は小話です。
日本語教師になるまでは特に気にしていなかった駅のアナウンス。特に東京。
「危ないですから、黄色い線の内側までお下がりください」
このアナウンスに違和感を感じた人は多いと思う。
私は東京や名古屋に住んでいた時期があって、私が東京にいた頃、名古屋時代の友達が東京に遊びに来た。(だいぶ昔)
そして駅のアナウンスを聞き、
「えー?危ないですからって何ぃ??
うけんだけど」
確かに…!!!
名古屋では「危険ですので」だった!!!
この違和感が抜けないまま数年が経ち、私は中南米を旅したり何やなんか日本語教師になっちゃったりして、名古屋の友達のツッコミも駅のアナウンスの違和感も完全に忘れていた…
そして日本語教師になって、語彙や文法のコントロール、学生のレベルごとの既習文型など、そういうことに敏感になり、日本語学習者と話すとだいたいのレベルがわかるようになってきた頃、急に名古屋の友達のツッコミを思い出した。
「えー?危ないですからって何ぃ??うけんだけど」
「危ないですから」って
て形が勉強済みだったら理解できるよな…
だったら私の学校だと学習歴1年弱でいけるな…
「危険ですので」って
「ので」は、できる日本語初中級の1課だから、私の学校だと学習歴2年半くらいか…
お????
ここで仮説をたててみた。
東京は外国人観光客が多い。在日外国人も多い。学習歴が短くてもわかる日本語、難しくない日本語、つまり「やさしい日本語」をあえて使っているのではないか。
黄色い線の~はもう無視だ!そこはわかんなくてもいいから、とりあえず「危ないですから」っていうフレーズさえ解ればいいから!これに気付いて周りをちょっと気にするだけでいいから!
そんな声が聞こえるような気がする…
これに気付いたとき
「気付いてんの私だけじゃね??」と思っていたけどきっと違う。
この話を誰かにしたことはなかったし、なんならずっと忘れていた。
それが今日、また急に思い出してしまったので備忘録としてここに書き留めておきます。
多分私と同じような日本語教師は多いはず…!