優しい霊と怖い母ちゃん。
子供の頃って、大人の時より、色々な不思議体験をしている記憶がありませんか?
よく思い出してみて・・・・・
ほら、1つか2つか3つか、それくらいあるでしょ?
無いです? くっ・・・・
こういうのって、子供のときにだけアナタに訪れる不思議な出会い・・というわけじゃないと、僕は思うんです。
大人になると、分別とか合理性とか、そのあたりが優先されて「気のせい」と判断してしまうんじゃないかなーと。
大人になってからも不思議現象を多々経験している僕が思うのは、
物事に身近なところで「落とし所」を瞬時に見つけるようになっちゃったな。という事。
僕も、不思議事象が起こっても、「そっすか。」で決着をつける事が多くなっちゃった。
何か普通じゃ動かない物が、ふわりと動いた。
そんな時・・・・。
・大人
きっと誰かが後ろで動かしたんだろう。
風だろ。疲れてんだな。
・子供
すげー!きっとオバケだ!こえー!でもすげー!→いざ、名刀スカンボを持って冒険へ。
やっべ!ウチに悪霊が居るんだ! お手製の「絶対無敵バリア」の呪文が書いてある御札をペタペタ。
寂しい事だけど、色々と経験を積んで、色々と踏ん切りをつけて、
気持ち的には大して大人でもないのに、大人の責任をぎゅうぎゅうにおしつけられて、気持ちも擦り切れて。
そんな状態だったら、そんな非現実的なものに気持ちを傾ける余裕なんか無いわな。ホント。
でも、今は少しだけ子供に戻ってマンガ&小話をお楽しみください。
○僕が子供の頃の実家のお話。
子供の頃、ちょっと離れた場所にあったトイレに行くのが、怖くて怖くて。
実家の僕の部屋の隣は仏間でした。そして、その先に真っ暗な下り階段。
で、ようやくトイレにたどり着くと、もうそこは心霊スポットですよ。
そんなに子供にとって怖い要素を盛り込まなくてもいいのにね。
ある夜、便座に座って踏ん張ってたら、後ろから名前を呼ばれたり、水が勝手に流れたり。
トイレ入り口の小窓に、人の顔が映ってたこともありました。
僕の踏ん張りをそんなに視たいのか?
ちなみに、後日、あまりにもおかしいとのことで、お坊さんに見てもらったら、トイレから家を貫く形で母の部屋まで、霊道がズビッと真っ直ぐに通っているとの事。
そりゃ怖いわけだわ。
オバケの通り道が家の中にあるんだもんよ。
霊道を封じる、1メートルくらいある「棒状の御札」が壁にひっそりと打ち付けられたのが、僕が実家を出たあたりなので、高校生の頃かな。
・・・つまり、僕の実家生活の中で、トイレが怖くない日は無かったわけで。
・・・と、僕の子供時代は、そんな「オバケ話に事欠かない」厄介な生活を送っていました。
僕の兄弟は、我が家ではあまりオバケ体験をしていないみたいですので、僕と母が特殊だったのかな?とも思いましたが、
僕の友人も泊まりに来た時、同様の体験をしているので、特定の人にしか分からない何かがあるんだろうなー程度に考えています。
今回のお話は、ENTYの46回目のマンガ「まけんなよ」
小学生時代の僕が体験した、不思議なお話。