「メーカーの海外進出を当たり前に」日本クラウドファンディングの代表ってどんな人?|社員インタビュー Vol.1
こんにちは。
日本クラウドファンディング株式会社でインターンをしています、境です。
日本クラウドファンディング株式会社って何をしている会社なの?どんな社員さんがいるの?
ここでは、そんな疑問を解決すべく、社員の皆さんにインタビューをしていきます。第一弾は、弊社代表の周さんへのインタビューです!
周 無央 / シュウ ウーヤン
• 日本語、中国語、英語 トリリンガル
• 慶應義塾大学経済学部15年卒
• 在学中、カルフォルニア大学サンタバーバラ校(美術史専攻)に交換留学
• 卒業後、新卒で三井物産の情報産業部門にて勤務
• 2017年 株式会社日本農業に共同創業者で参画、海外事業部長として活躍
• 2021年 日本クラウドファンディング株式会社設立
Twitter : @wuyang_zhou
―本日はよろしくお願いします。はじめに、周さんが今までどのようなご経験をされてきたのか教えてください。
プロフィールにも書かせていただきましたが、学生時代は経済と英語を勉強していました。
実は自分の親が会社のオーナーとして働いており、その背中を見て育ったため、幼い頃から漠然とビジネスに興味を持っていました。また高校生の頃にニューヨーク大学のサマースクールで経済学を学んだ際、世の中の動きの全てには経済が関わっていることを実感し、大学の専攻を決めました。
―学生時代から常に目的を持って様々なことに挑戦されていたんですね!あと個人的に気になるのですが、なぜ留学中は美術史学を専攻されていたのでしょうか?
実は、大学時の交換留学先では、美術史の他にBlack Studies(African-Americanの歴史)も専攻しておりました。学生時代にはできるだけ自分の好奇心を追求して勉強することをモットーにしていたため、先の2つは人としての教養を身に着けるという意味でも、重要に思っていたんです。
―なるほど、いざ社会に入って日々目の前の業務に追われると、中々仕事以外の分野を勉強する気が起きませんよね。学生時代から様々な分野に好奇心を持って踏み込んでいった周さんだからこそ、今も広い視野で物事を捉えられているのではないでしょうか。では、続いて前々職の三井物産(株)に入社された理由を教えていただけますか?
主にふたつの理由から魅力的な企業だと思い、新卒で入社しました。
一つ目は、三井物産が、関わっている多様なビジネスで勝ち続けてきからこそ、長い間存続し続けている会社だと考えたからです。そういった企業がビジネスというフィールドで、どのように課題解決をして利益を得ているのかを、自身も経験し貢献したいと思いました。
二つ目は、総合商社に入社するような社員には、様々なバックグラウンドを持ち、且つそれぞれの分野を“極めた”人が集まると考えていたからです。どこで働くかも大事ですが、やはり誰と働くかもその後の自身の成長に多大なる影響を与えますよね。私は、様々なフィールドのプロフェッショナルと切磋琢磨しながら働きたいと考えたんです。
―ありがとうございます。ではその大手企業からなぜスタートアップ企業(株式会社日本農業)に挑戦されたのでしょうか?
これについては即決でしたね。
一つ目に、このスタートアップ企業は高校・大学時代の親友が立ち上げた会社だったため、心のおける人と一緒に商売をするといった点が非常に魅力的だったからです。
先にも話しましたが、ビジネスを通して何を達成するかに加えて、やはり誰と働くかが自分にとって優先順位が高かった。これは大企業にいると自分だけではで中々選択できないところですよね。
二つ目に、会社の看板を使わないで、自分の腕っぷしで価値を残すというところに挑戦したいという気持ちがありました。やはり育ってきた環境から、自分は大企業で従事するよりも、一人のプレイヤーとして会社の看板に頼らない働き方にワクワクするタイプなんですよ。
あとは、スタートアップを始めるメリットは、自身が頑張っただけ個人の成長にも、対価にも相応のリターンを得られることだと考えています。どうせ同じ時間を使って仕事をするなら、全員がwin-winな働き方をしたいですよね。
―インタビューしている私自身にも刺さる言葉が多いですね(笑)
前社では非常にご活躍されていたと聞いていますが、今回新しくご自身でスタートアップを始めようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
やはり現状として、日本のメーカーがクラウドファンディングに進出するにあたって、非常に多くの課題があると感じたからです。
私の父は、時計のメーカー兼卸売業者として日本でビジネスを展開しているのですが、昨今の目まぐるしい世の中に揉まれ、昔のように売上を挙げられないと悩んでいました。そこで私自身が家業の手伝いをする上で、一つの手段としてクラウドファンディングを利用しようと思ったんです。
しかし、いざ海外のクラウドファンディングに進出しようとしても、正直なところ、これが本当に難しかった。
日本のエージェンシーに十数社に問い合わせましたが、海外進出するにあたって必須となるクリエイティブ制作・広告・物流・決済などすべての分野をまるっとサポートできる会社が一社もなかったんです。もちろんメーカー側も予算は限られていますので、複数社に任せるのは難しいですよね。
さらに当時、他のメーカーにも相談したのですが、どこも同じような悩みを抱えている人が多かったことに気が付きました。
このとき自分自身が課題を突き付けられる立場に立ったことから、「ここには課題がある。この課題を解決し、世の中に貢献できないか。」と考え始めました。
―なるほど、周さんご自身が実際に悩んだところだったというわけですね。では新しくスタートアップ企業を始めるにあたって、これまでのご経験は役立っていますか?
もちろんです!新卒で勤めた総合商社と前職の日本農業では、物流を主に取り扱っている企業ですから、そこで得られた経験は日本のメーカーと海外をつなぐ上でキーとなっています。特に、前職では、私が海外への営業を主に担当していましたので、ここで培った交渉スキルもこの会社でのベースとなっていますね。
やはりこのような今間で自分が培ってきたスキルをフルで活かせると確信していたからこそ、起業という新しい挑戦に踏み出せたんです。
―非常に頼もしいリーダーですね。では今後この企業を通して世の中にどのような価値をもたらす展望をされていますか?
まずはこの会社が存在することで、メーカーやクリエイターにとって海外進出が当たり前になるような世界にしたいですね。
モノづくりの原点にいる人たちが、海外進出は難しいチャレンジではなく、当然のオプションの一つとして考えられるようなニュースタンダードを創り上げたいです。
そのために短期・中期な目標として、まずは海外で成功体験をつくれるメーカーを複数社創出したいと考えています。まさに、今年7月の公開に向けて、現在進行形で5社と協業を進めており、結果が非常に楽しみです。
―ありがとうございます。まずは成功体験を実際につくることも重要ですね。そのためには今後多くの社員が入ってくることも重要になると思いますが、是非今後共に働くことになるかもしれない、未来の社員に向けてメッセージをお願い致します!
創業間もないベンチャーだからこそ、“0→1”、つまり新しいものを生み出すことにわくわくする人は是非一度話を聞きに来てほしいです。
転職は、現状の能力をストレッチし、その能力を活かすための場だと考える人も多いと思いますが、私自身としては、20代はいくらでも新しいことを始めるのに最適な期間だと捉えています。
これまでの経験をどう活かせるかよりも、これからどれだけのものを一緒につくり出せる人か。そしてそれをどれだけ価値のあるものと捉えられる人か。そこを第一優先に考えています。
逆に言えば、我々のようなベンチャー企業で働く上では、事業創出という点についてのケイパビリティや気概がないと楽しめないかなとも正直思います。一見華やかに見えるベンチャー業界ですが、その裏では時には泥臭く勉強することも、時には堅く、着実に仕事をすることも重要です。そこに本気で取り組む覚悟がある人と是非一緒に働きたいですね。
しかし先にも述べたとおり、ベンチャーでは働くことで得られるリターンは、捉え方によっては大企業よりも大きいと思います。ここでいうリターンというのは個々の成長や対価的な意味合いも勿論ありますが、一番大きいのはやはり組織作りという最もエキサイティングな仕事を一緒にできることではないでしょうか。
現状、すでに多くの副業メンバーを巻き込んだ組織作りをしており、ベンチャーだからこそ様々なバックグラウンドを持ったメンバーと一緒に事業を伸ばしていきたいと考えています。現状では、外資系戦略コンサルや投資銀行、総合商社、サービス業、ベンチャー企業、デザイン事務所に在籍するメンバーたちと協業をする中で、各業界におけるノウハウや成功事例を取り入れながら事業拡大を目指しています。
私は、せっかく同じ時間を使うのであれば、互いに納得し、腹落ちできる「仕事」に時間をかけたいと思っています。今の働き方に疑問がある人や新たな挑戦に足踏みしている人、日クラで0→1を是非一緒に始めてみませんか。
ーありがとうございました!現在、採用はどのように考えていますか?
現在、日本クラウドファンディング株式会社では、
①正社員 (経営メンバー候補)
②副業メンバー
③インターン
全てのポジションでメンバー募集をしています。厳密な募集要項は設けておらず、お話してお互いを知っていきたい方と働きたいです。(実は興味ある、という友人は電話かLINEかMessengerでいつでも!)
まずは、海外クラファンってなに?や、話を聞いてみたい!というところからでも絶賛歓迎ですので、皆様の応募をお待ちしております。
宛先は、 info@jcf.co.jp までお願いします!
以上、ありがとうございました。