推し書店を紹介する(新刊)
ジュンク堂書店西宮店(兵庫)
読書喫茶・春秋を併設しており、買った瞬間から読める最高の書店。よく流行った買う前の本を持ち込んで読む形式の喫茶ではなく、会計後に読むので読みあとで痛んだ新刊を買う心配はない。座席は個別にわかれた小さなテーブルで1人客に非常に優しい。文芸の品揃えも良い。古川日出男フェアに参加していたので信頼を置いている。
喜久屋書店西神中央店 (兵庫)
妙に気が合い、欲しい本はかならずここの棚にある書店。地味ながら海外文学新刊棚の充実度、ハヤカワepiや河出文庫の海外の意外な品揃えの良さなど「アーこれが欲しかった…!」というものが揃う。三宮の大型書店に在庫がない本でもしっかり置いてあることが多い。
1003(センサン)(兵庫)
新刊半分古書半分のミックス書店。海文堂なき今、神戸元町のマイナー文学を支えていると思う。ここに来ると何かしら要る。最近特に韓国文学とフェミニズム本で頼りになる品揃え。zineや文芸誌なども多くこじんまりした店なのに長居する。なぜかドリンクメニューがあり、ビールが飲める。
葉ね文庫(大阪)
新刊半分古書半分のミックス書店。靴を脱いであがるスタイルで、店内に短歌などを展示するイベントも多い。特筆すべきは詩・短歌・俳句の品揃えのよさで、ここと三月書房とで日本中の詩歌句は買えそうなくらいはある。ふだん読みつけないジャンルも読もうという気にふっとなる店。
正和堂書店(大阪)
ブックカバーで話題になった店。小さいながら手堅い文芸の品揃えでけっこう買うものがある。苦海浄土置いてる町の本屋さん、いいですよね。
堀廣旭堂(大阪)
川端康成が通っていた店。川端の書籍が充実。文庫はほとんど揃うかと思う。虹いくたび置いてる店をはじめて見た。川端康成記念館にも歩いて行ける距離で、地元密着という感じで好感度が高い。
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店(大阪)
ここなくしては読書生活が成り立たない本殿。とにかく何もかもがある。行く時は万札が要る。裏手にあるアサウラコーヒーが穴場で、買ってすぐ読むことができる距離なので立ち寄ると良い。
三月書房(京都)
惜しくも閉店される名店。詩歌に関しては日本一だと思われる。古本屋のような独特の配置におもしろみがあった。