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コミュニティと成長。その先について

エンジニアリングで「楽しく働く」を追求する会社、ジョイゾーのnoteへようこそ。ここは、取締役COO・四宮琴絵(以下、琴絵)が営む「琴絵の部屋」。社員やクライアント、他企業で働くエンジニアまで、琴絵さんとおしゃべりをしにやって来ます。

本日訪れたのは、ジョイゾーの公式noteメディアチームのジョイゾー編集部員 T。今回は、琴絵さん自身の成長にも大きく影響している、「コミュニティ」についてお話していただきました。CLS高知(コミュニティリーダーズサミット)に参加してから、CLS道東をはじめたこと。また、コミュニティ運営で気付いたことや変化について。組織として、個人としても成長させてくれるコミュニティの魅力に迫ります。


学びと成長につながる、コミュニティリーダーズサミット

-- CLS道東 海霧(じり)編が、いよいよ近づいてきています。CLS高知に参加してから振り返ってみていかがでしょうか?

5月にもCLS高知の初鰹編に、ジョイゾースタッフの田中さん木野宮さんと参加してきました。今回参加したことで「ジョイゾーの誰々」とかではなく、「田中さん」、「木野宮さん」という人が認識されたと思います。個として認識されると、組織の中とは違った成長が見えてくるので。人との付き合い方も、視野の広がり方とかも学びがあったんじゃないかなと思いますね。

左から木野宮さん、田中さん、琴絵さん

私自身、色々なコミュニティやイベントに参加して成長しているから、同じように経験してもらいたい思いもあります。参加した2人も個人的なつながりが生まれて、様々な意見を聞く機会も増えていくなかで、自分の耳障りの良い意見ばかりを聞くのではなくて、どの声が一番自分を成長させてくれる声か?というのは、自分自身に問いかけて意見を取り入れてほしいですね。

-- 自分自身に問いかけることって、引き出してくれる存在がいないとなかなか難しいですよね

私は、1on1でいつも質問するほうだけど、質問されているほうは、しつこい問いに「イラっ」とすることもあるかも(笑)。でも、成長するには問いを立て続けることが自分で「ハッ」とした気付きになるなと思っています。


コミュニティをとおして、うまれた変化

-- 琴絵さんがコミュニティやイベントへ参加する意味とは

今までは、ジョイゾーや釧路のことを知ってもらう「役割」を持っていたと思うんです。でも、最近思ったのは、私自身がアピールしたり PR するというより相手から「話を聞きたいんです 」と言われる立場になってきているなって、今回の高知に行って改めて思いました。

相手側から「四宮さんと話したかったんです 」と言われたり、道東のことを聞かれたり。「コミュニティ運営どうやってやってるんですか?」とか。だから私自身がつながりたいとか、話を聞きたいと思ってた人たちに今回は話せていません(笑)。

5月に開催された「CLS高知 初鰹編」/ Photo by 武市 真拓(集合写真家)

-- きっかけはCLS、でしょうか

そうですね。CLS道東をやったことが大きなきっかけとなり、CLS高知でも認知してもらえたんだと思います。外から人を招く主催するイベントと、高知へ行くこと。どちらにも参加することによって、もともとCLS高知だけ参加していたかたが、道東の取り組みを知ろうとして釧路まで来てくれたり。また、「CLS道東がきっかけで、CLS高知に行きました!」という人もいて、兄弟的な相互応援がCLSに生まれていると思います。

2月に開催した「CLS道東 極寒編」/ Photo by 武市 真拓(集合写真家)


巻き込まれたい人がいるコミュニティに集まる人たち

-- 琴絵さんが「コミュニティ」から学ぶものとは

私自身がジョイゾーの中だけでは分からなかった視点を、外に出ることによって客観視されるということがあります。つながりをつくるという点においても、私自身やジョイゾーの活動を認知してもらうといった点もあるけど、様々な人たちがいて、様々な考えかたを見聞きできる。

よく話題になるのが内輪感が出てきたり、段々コミュニティが閉じられていってしまうこと。その状態は運営側も危惧することだし、思考もそのコミュニティに寄ってしまうかなと思っています。私は一つだけではなく、複数のコミュニティに入って、いろんなところに参加しながら、いろんな視点を見つけるようにしています。仕事だけじゃなく個人の生きかたにも影響してくる。そうした学びが得られるのもコミュニティの良さですね。

-- コミュニティは、一人ではつくれないものですよね

一人ではつくれないし、本当にいろんな要素がコミュニティ運営に詰まっています。会社を運営するのと同じぐらい難しい。プロジェクトマネジメントも学べるし、協力やお願いの仕方、物事を円滑に進めて行くことだったり。いろんな要素が詰まっているので重要です。

港まちベース946BANYAも釧路の一つのコミュニティになってきていると思います。運営メンバーそれぞれ仕事を持ちながら運営していて、仕事ではないけど価値があるからやっているんですよね。CLS道東も946BANYAで主催していますが、スタッフとしてたくさんの人たちが「一緒になにかやりたい!」という気持ちで集まってくれています。3ヶ月前から顔合わせしたり、タスク整理したり、CLS道東をやることでチームが出来てきていますね。

946BANYAの運営メンバー。左から天野さん、ちほっしゅさん、琴絵さん、清水さん

--946BANYAという場があることで釧路の「まちづくり」にも変化が生まれていると思います。CLS道東が開催できていることも含めて、琴絵さんもコミュニティリーダーの一人ということですよね

コミュニティリーダーをやってる感じ、あるのかな(笑)。コミュニティ運営も「どうやって人を巻き込んでるんですか?」とか聞かれるけど、手伝ってもらいたい人たちに声をかけてお願いしている感じですよね。

この人にこの役割をやってもらいたいと伝えたら、みんながやってくれる。だから巻き込んでいる感が出てるけど、なんか巻き込まれに来てくれている人たちが多い感じがします(笑)。でも、巻き込まれたくて来てくれている感じもありますね。巻き込まれたいと思える魅力のある人たちがいるんじゃないかな?運営メンバーのなかで。

とにかく私や運営メンバーは達成感とか、まだやりきった感はないけど。やり切る前に次世代にコミュニティを渡していくことを並行してやらなければいけないのかなと思っています。やりきるまでやっちゃうと老害化するので。最近すごいそんな気がしてる(笑)。

「まだ私も成長途中なのに」と思うことあるけど、そんなこと言ってたら下の世代が成長する機会が奪われてしまいますよね。


<『琴絵の部屋』ホスト>
四宮琴絵(しのみや・ことえ)
株式会社ジョイゾー取締役COO。サイボウズ社提供「kintone」の定額開発サービス「システム39」コンサルタント。システム会社に事務職として就職した後、システム部への異動を希望しエンジニアとなる。結婚を機に退職し、2006年に第一子出産、2008年に第二子出産、2013年に第三子出産し、約10年主婦業と子育てに専念する。2014年にパートという働き方から復職し、対面開発のエンジニア兼COOとして、業務執行の責任を持ちながら経営にも参加する。9歳、13歳、16歳を育てるママ。

琴絵のオープン1on1、始まります

ジョイゾーメンバーとの1on1をラジオ化!
ジョイゾーでは定期的に社内のメンバーと1on1を行っています。 ジョイゾーの雰囲気や考え方、コミュニケーションをもっと知ってもらうためには、この1on1を見ていただくのが一番!という思いから、今回「オープン1on1」をスタートさせました。
是非ジョイゾーの1on1を1を覗いていってください!

ジョイゾーは、エンジニアリングで新しい波を広げます

ジョイゾーは、サイボウズ社の「kintone」(キントーン)を専門に、コンサルティングやシステム開発を行うSIerです。すべての人生を楽しくするために、SIerとしてエンジニアリングの可能性を追求しています。


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