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Cybozu Circus2022 in大阪 DAY2

こんばんは!
ジョイゾーの川岸です。
今日は、Cybozu Circus大阪で行われたDAY2セッション+他パートナーさんブースについて書いていきます✍️✨

DAY1もnoteを書いていますので、ぜひご覧ください👀

基調講演 ー経営者から見たDXー

DAY2最初のセッションは、サイボウズ代表取締役社長 青野さんから、経営者はDXにどのように取り組むべきなのかというお話をいただきました。

「DXとは、ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」とウメオ大学(スウェーデン)のエリック・ストルターマン教授が2004年に提唱しています。
その概念を踏まえ、2018年には経済産業省でもDXを再定義していますが、その中でも青野さんは、単に技術を入れて便利にすることがDXなのではなく、ビジネスモデルや全体の変革、その中でも組織の変革が重要だと話します。

失われた30年というテーマでは、日米のソフトウェア比率の比較グラフが出ていましたが、日本は90%近くが受託開発になっていることがよくわかります。

また、他国と比べて日本の場合は、IT人材がユーザー企業側にいるのではなくIT企業に所属している割合が7割以上という結果もあります。

ユーザー企業側にIT人材が少ないことが日本の受託開発に繋がり、業務を理解できていない外部の人が作ったシステムを使うということが続いてきました。

では、その解決の糸口は何なのか?
それは、技術の進歩です。
技術の変遷を4つに分けると、以下に分類されます。

1950〜1990年頃:メインフレーム時代
1990〜2000年頃:クライアント/サーバー時代
2000〜2010年頃:Webコンピューティング時代
2010年頃〜:クラウド・コンピューティング時代

Webコンピューティング時代には誰でも使えるUIが出来上がり、その後ドラッグ&ドロップで誰でも業務システムを作れるkintoneといった新しいノーコードツールがWebで出てきました。
ノーコードツールは以前から存在していましたが、クラウドとノーコードの組み合わせが実用レベルまで引き上げることができました。

自分の手でシステム開発ができるようになってきた中、次は「システム開発の大衆化」がキーワードになってきます。

うまくDXが進んでいるところは、「内製化」「伴走パートナー」「コミュニティ」の基本キーワードができていると話していました。

内製化・伴走パートナー:
他の事例を知っているからこそ、プラグインの活用などの適切な提案を行い解決につながる
目の前で開発する対面開発がお客様への教育の場になることもあるので、内製化を進めるには伴走パートナーの存在は有効です。

コミュニティ:
情報交換を含めてうまくコミュニティを利用し、オープンマインドでいることでお互いが学びを得ることができます。

kintoneはキンコミといったコミュニティがありますので、ぜひ利用してみてください。

DXを進める3つのキーワードは「スモールスタート」「マイノリティデザイン」「ウサギよりカメ」です。
最初から気張って全員同じレベルでできるのは難しいので、日報などの身近で小さなところから始める切り捨てるのではなく、配慮して歩み寄る
そして、全員をデジタル人材にするには時間は5〜10年ほどかかるが、焦らず着実に時間をかけながら広げていくことがDXを進めていくことにつながります

また、DXを進めるにあたっての3つの落とし穴についても紹介。
特に、減点主義をすることで萎縮してしまいチャレンジしなくなってしまうので、チャレンジを評価する風土に変えていくこと、トップのコミットがあればビジネスモデルや風土などを変えていけると青野さんは強く伝えていました。

これらを乗り越えた先に「ビジネス・トランスフォーメーション」があります。事例として、八芳園さんが挙げられました。
八芳園さんは、弊社の定額制対面開発「システム39」を利用し、デジタル化とDX推進に取り組み、社内でデジタル人材が増えました。その結果、伴走型DX推進支援サポート『SOLVE EIGHTの提供を開始し、ユーザーからサポート側に変化しました。
八芳園さんの事例は以下からご覧ください。

このように、業務に精通したベテラン人材が多くいる日本は、「ベテラン人材がデジタルを駆使できるようになった時にDXが一気に進むのではないか」と青野さんは話していました。

固定電話の無い途上国の方が携帯電話が広がりやすい(リープ・フロッグ現象)。これは日本のITへの向き合い方にも通じます。
「日本のDXは伸びしろしかない」

この後は実際に会場の方からの質問に回答されていました。
内容についてはTwitter実況していますので、ご覧ください!

特別講演

ダイドーグループホールディングス株式会社 代表取締役社⻑の髙松さんをゲストに迎え、青野さんと一緒に経営やDXについてお話しされていました。

髙松さんは社長就任前から、これからも成長していくには現状を打破していかなければならず、社風をいかに変えていくかに着手したそうです。まずはグループビジョンをつくりかえることから始め、理念として”チャレンジ”を入れた。100以上の拠点を半年〜1年かけて全て回り、理念を変えた理由を訴え、会って直接伝えることの大切さを感じたそうです。
継続してざっくばらんにコミュニケーションをとって理念を伝え続け、チャレンジアワードという制度が出来上がりました。

「チャレンジアワード」とは、会社として取り組みたいアイデアを募り、プレゼン大会をして、いいものは翌年に予算をつけるという流れです。
「社内提案をしてもいい!実現できる!」といったような事例ができ、意見を吸い上げるという見た目だけでなく、実際に予算をつけることで社員に継続してもらうことで一段階空気が変わり、毎年ブラッシュアップしながら行っているとのことでした。

チャレンジアワードであがってきた「副業OK」「リモートワーク」といった制度についても言及されていました。Twitter実況をご覧ください!

パートナーさんブース

今回、パートナーさんのブースに10以上お邪魔させていただきました!
ブースの様子はTwitterに実況をあげていますので、ご覧ください👀

ブースにお邪魔させていただいたパートナーの皆様、ありがとうございました✨
M-SOLUTIONSさんとは、来週15日(木)14時〜セミナーを開催しますので、ぜひお申し込みください!

おわりに

10月の仙台から始まったイベントも、ついに終了しました。
弊社ではオンラインセミナー開催など、kintoneに関する情報を今後もお届けしていきます!
引き続きチェックしていただけたら嬉しいです。

ではまた来年お会いしましょう✨

おまけ
Cybozu Circus大阪のラスト「クリヤマショータイム」に弊社代表の四宮さんが飛び入り参戦しました!

特別講演終わりの青野さんも合流し、今回のイベントの振り返りを行い、最後にはCybozu Circus大阪と同じグランフロント大阪 北館で開催されていたキングダム展についても話して終了しました!(笑)

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