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Smart at AI勉強会の開催レポート
ジョイゾーの小泊です。
私が所属するSIチームでは、毎週のように勉強会を開催しています!
ひとえにシステム開発でお客様により良いサービスをご提供するためです。
勉強会のスタイルは、ロープレや製品紹介・ハンズオンなど様々で、外部の方を招いての勉強会も実施されます。
今回は2023年12月に行ったSmart at AI勉強会についてレポートします。
Smart at AI for kintone Powered by GPT はChatGPTとkintoneを連携して利用できるkintone拡張機能です(以下"Smart at AI"と表記)
勉強会の様子
当日はM-SOLUTIONSの植草社長と櫻井氏をお招きし、直々にレクチャーいただきました。お二人ともありがとうございました!
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まず、AIの市場とその利用について解説がありました。
Open AIの「ChatGPT」は2022年に公開されてからユーザーが急激に増え、企業や自治体も導入しはじめ、その勢いはとまりません。
AIはこれからの業務に欠かせない強力な武器になると納得です。
Cybozu Days 2023では、Smart at AIに興味がある方から、実際にプラグインを利用している方までたくさんのお問い合わせがあったそうです。
次に、AIとkintoneを連携するメリットについて話がありました。
kintoneが持っているデータを利用してプロンプトを作成したり、入力データをGhatGPTの学習に利用されることなくAPI経由で操作できるなど。
プラグインを使うことで簡単・安全・効率的に利用できるのがすばらしいです。
そして、製品自体の詳細な紹介で製品の活用ポイントや特長を理解しました。デモンストレーションもあり実践的な使い方を体験できました。
無料プランと有料プランがあり、それぞれの目的にあわせて選択できます。
例えば、利用状況の管理や機密情報の保護に慎重な場合は、有料プランがおすすめです。気軽にトライアルしてみたい場合に、無料プラン(API費用は別途要)から始められるのはいいですね。
※詳しくは製品サイトをご覧ください。
40もある活用例!
デモンストレーションのために紹介いただいた活用例は、なんと40もありました。この中からいくつか見たいものを選び、実際の画面を使って紹介してもらいました。
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有料版は100以上の活用ケース・テンプレートが用意されているとのこと。最初から手軽に使えるように工夫されているんですね。
デモンストレーションがすごい!
弊社のJobocoを使ってデモンストレーションいただきました。
JobocoはLINE WORKSとkintoneを連携するサービスです。
LINEWORKSからチャットボットの対話形式で回答を行うとkintoneにレコード登録され、レコードの検索や変更を行うこともできます。
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Joboco × Smart at AI × Smart at message
複数のサービスを組合せるとさらに活用の場が広がりそうです。
Smart at message for kintoneを使うと、kintoneからメールやチャットに通知することができます。(以下、"Smart at message"と表記)
たとえば、JobocoでLINEWORKSから入力した文をアプリにレコード登録する⇒Smart at AI が項目ごとに整形する⇒Smart at messageでLINEWORKSに通知する。
といった複雑な処理もノーコードで簡単に実現できるのです。
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最後はフリートークの時間。
「OpenAIとAzure OpenAI Serviceではどちらがいいのか?」
(回答:お客様ご自身のOpenAIのキーを設定することもできる、API費用が前者だと従量課金になるかの違いがある)
このような質問もありました。
SIならではの視点で活発な意見交換が行われました。
そういえば別の勉強会で「いつでも気軽に使える環境にしておくことでAIをより活用しやすくなる」と発言があったのを思い出しました。
ChatGPTをわざわざ開かなくてもkintoneからAIに指示が出せるので、AI活用をより促進してくれる製品だなと実感。
開発ベンダーから直接聞くことで、細かい情報や製品サイトに記載されている以上の情報を得ることができ、とても贅沢で有意義な勉強会でした。
Smart at AIの機能は、順次キントマニアにも掲載していきます。
お楽しみに!