【NEW ERA】帽子の自動販売機と、そこでしか買えないモデル

New Eraに自動販売機があることをご存じだろうか。


画像は公式Xアカウントより https://x.com/newerastand

羽田空港をはじめ、全国数か所に「NEW ERA STAND」と名付けられた同社製品の自動販売機がある。

当然、NEW ERAの看板商品であるキャップ(野球帽)を購入することができ、販売機自体のデザインも過去の企業ロゴなどを使用しておりユニークである。

当然王道のヤンキースやドジャースのキャップも販売されているのだが、他店舗では購入できない、各自動販売機限定キャップも販売されていて、マニア心をくすぐられる。

今回は手元にあるコレクションから2点、ご紹介したいと思う。

1つ目は札幌限定のモデル。

形状は9TWENTY。ストラップでサイズ調整が可能かつ、浅めにかぶれるシルエットとなっている。


画像は公式サイトより https://www.neweracap.jp/products/14311613

フロント部分の「NE」ロゴには雪が積もったような刺繍が施されており、ディテールで雪国を表現。サイドには札幌が位置する経度と緯度が刺繍されている。

またアンダーブリム(つば裏)には京都の手ぬぐい専門店「永楽屋」の生地が使われており、日本らしさを感じさせるデザインとなっている。


画像は公式サイトより https://www.neweracap.jp/products/14311613

ちなみに何故札幌限定なのに京都老舗の物が使われているのか。

札幌は開拓時代、京都を真似し町を碁盤の目のようにして作られた歴史があり、浅からぬ縁がある都市。
推測の域は出ないが、インバウンド向けに日本らしさを演出しつつ、町づくりの手本にした京都へのリスペクトを表現しているのでは、と考察する。

実際に着用してみた感想としては、9TWENTYの形状に慣れていないと少しかぶりにくさを感じるかもしれない。
つば部分が本体と平行になっておらず、傾斜がつくようにデザインされているため、かぶり方に注意が必要である。
同デザインの9FIFTY(通常の野球帽モデル)が出てくれれば良いな、と思う。


2つ目に長崎限定のモデル。

その名が示す通り、長崎名物「カステラ」をモチーフにしたユニークなデザイン。
アンダーブリムも茶色で今の時期、秋シーズンに使いやすい色だと思う。

こちらの形状は9FIFTY。一般的な深さの野球帽で、サイズはスナップバックで調整可能。
つば部分も通常のキャップと同様水平となっており、個人的にはこちらのキャップの方が着用機会はおのずと多くなる気がしている。


画像は公式サイトより https://www.neweracap.jp/products/14379967

またサイドには「Nagasaki Limited Edition 2024」の刺繍。
年が変わると2025になるのだろうか。はたまた商品自体廃盤となってしまうのだろうか、気になっている点である。
本当は59FIFTY(サイズ調整不可)版が販売されることがコレクターとしては一番嬉しいが、在庫管理と自動販売機の大きさから現実的ではないだろう。

長崎限定では他にも白色ベースの「ちゃんぽん」キャップや、「あじさい」キャップも販売されている。


いずれも購入時は現金のほかにクレジットカードやQRコード決済にも対応しており、今どきの最新鋭自販機、といった雰囲気があった。

ちなみに自動販売機自体、防犯上などの観点から日本以外ではあまり見かけない。帽子の自動販売機となるとなおさらである。

そこでNEW ERA用の自動販売機の存在を海外の掲示板で書き込んだところ、
「日本は……西暦3000年の未来に生きているな」
と何とも海外らしいコメントも返ってきた(内容はもちろん意訳)。

この自動販売機は羽田空港、福岡空港、NEW ERA新宿店内にも設置されている。
空港は特にアクセスする機会が多いと思うので、是非立ち寄った際にはチェックしてみてほしい。

p.s.
羽田空港の自販機、飛行機の利用頻度的に購入チャンスは何回も訪れているのだが、「いつでも買えるか」と勝手に納得してしまって毎回購入できていない……。いつかコレクションします。


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