マイナンバーデータベースってどう?
高市総務大臣、マイナンバーと口座ひも付け「前向きに検討」
と言いますが…
わざわざ紐づけるためにまたどんな大袈裟なことが求められるのかと思うと気が気ではありません(笑)
素人考えですが、マイナンバーと氏名と生年月日(最低限の不変の情報)だけを必須としてデータベース化し、全国民に初期パスワードを渡して、オンラインで自分の情報を更新できるようにしたらいかがでしょうか?
かのねんきんネットも今は(昔はいろいろあったようですが)、手元にはIDと初期パスワードが郵送されたものがあるだけで、アクセスすればいつでも自分の現在のステータス(払込状況など)を見ることができます。
ねんきんネットは閲覧だけですが、マイナンバーデータベースはユーザーが更新します。
イメージとしては…
・マイナポータルのような場所にマイナンバーとパスワードを使ってアクセス
・氏名と生年月日と住所(住民票連動が望ましい)が最初から入っている
・その他の情報が入力できる空欄に希望するものを入力し、必要なくなった情報は削除
こんな感じです。
マイナンバーデータベースは、必須情報以外は本人が選んで入力できるようにしておき、知らせたくないものは空欄にしておきます。今回のように全国民一律給付が決まったら「口座番号が入ってないなら入力しろ!」と国がアナウンスしたら、国民は入力し、それが申請の代わりになれば、住所に関わらず全国民にお金を振り込める気がするんです。
確かに、所得が減った人を抽出するのは、そのシステムが収入のデータに繋がっていないとできませんが、そういう意味では、一律給付って一番簡単に、迅速にできるはずなのに、裏で自治体がマニュアルチェックしてるから時間がかかるって…それ、オンライン申請とは呼びません(苦笑)
今回、世帯主から離れて暮らさざるを得ない方たちの受け取りについて問題になりましたので、少なくとも18歳以上は扶養関係に関わらず、個々にログインできるようにした方がよいと思います。子供については、扶養者に紐づけておくしかないかもしれません。全員にログイン権限を与えて、自分でできる子供はする、できない場合は扶養者が代理でする、という選択肢を与えてもよいかもしれませんが、実際には判断能力のない子供が、パソコンで遊んでいるうちに不正確なデータを登録をしてしまうなどのリスクを考えるとなかなか難しいでしょう。
マイナンバーカードが普及していない原因は、第一に不要だからですよね?実際、私自身もこれまでにほしいと思ったことはありません。免許証、パスポート、あるいは健康保険証があれば身分証明には事足ります。他に何にも使えないカードがもう1枚あっても、紛失して情報が物理的に流出するリスク以外にメリットを感じておりません。
運転免許もパスポートも持っていないから、顔写真付き身分証明書が欲しい方は申請したらいいと思いますが、身分証明のためにカードを作るかどうかという点は今回のトピックとは関係ないので次回にまわします。
それより、上記のマイナンバーデータベースにWeb経由でアクセスできない(端末を持っていない、インターネットの契約をしていないなど)人に対して、カードを作ることを推奨したらいかがでしょうか?つまり、自分でアクセスして必要な情報を書き込めない人は、カードを作成すれば、それらの情報を申告できますよ、としておきます。
例えば今回のような給付金に備えて口座番号も申告しておきたい人は、しておいたらいいと思います。住所は二度手間と間違いを防ぐためにも、住民票と連動してもらいたいです。特にネットに繋がれない方にとって、住所が唯一の連絡先になりますので、自己申告ではなく住民票と一致させるシステムにしておくのが望ましいと考えます。実際の連絡には電話番号もあった方が便利ではありますが、電話番号は変わっても届ける義務がないことや、カードを身分証明として使用することなどを考えれば、住所を優先としておくのが無難でしょう。生年月日は一生変わりませんので、データベースと同様に必須とします。
それら以外の情報提出は任意とします。特に口座番号などはメインバンクが替わることもよくあり、一生涯同じものを使うとは限りませんので、必須情報にする根拠はありません。一方で、その情報が迅速に国に伝わらないと、今回のような給付金を迅速に受け取ることもできません。ネットに繋がらないと言うことは、その都度対面や郵送で口座番号を提出することになりますので、その手間と、何か一つ口座を作って事前に届け出ておくことのメリット、デメリットを各自が考えて行動すればいいと思います。
任意の情報は、口座番号以外にもいろいろ入力欄を作っておいたらいいと思います。将来役立ちそうなものを…
もちろんセキュリティ対策は万全にしていただくことが前提ですが、初めの一歩として以上の方法を提案します。
原則として、マイナンバーデータベースにアクセス可能な国民以外の全員にカードを作ることを推奨しておけば、今回のような緊急時に活用できるのではないでしょうか?
そもそも口座番号紐づけ反対の意見も多いことは理解していますが、今回のオンライン申請でも郵送申請でも、口座番号は入力したり記入したりしなくてはいけないですし、身分証明書のコピーを同封した郵便が紛失するリスクも考えられます。必要な時だけ、必要な個人情報を迅速に国に渡すことができるようになったらいいと考えました。
データベースに個人がアクセスすることの危険性も想像できますが、ネットバンキングにも登録情報のページがありますよね。同じ仕組みとセキュリティを備えればできないことはないと思います。
ここに書いても政府の方には届かないでしょうが(笑)noteの練習のつもりで書いてみました。
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