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伝統保存の国 日本?!
年に5~6回程、通常の礼拝とは別に、ミュージックアーク(Music Ark)として賛美歌を演奏するLIVEが、浦和ルーテル教会で行われています。私は八百万ですが、基本が仏教・神道なので、信徒の方々に敬意を表して時折ゲストでご一緒させて頂いているんです。
おかげさまで次回は50回目の節目となります。日程はまだですが、これからが更に楽しみです。大きな特徴の一つは、爆音かな(^^ゞ、と思います。ロック好きギタリストの牧師がリーダーで、牧師ロックスというバンドでも演奏していました。私も爆音好きです。(^^ゞ
考えてみれば、戦場に残されたギターや、古いオルガン、ピアノで歌っていた時期の様式が日本に入ってきて、そのまま保管状態で維持しながら礼拝を続けている側面も、日本の教会にはあるのではないでしょうか。
1950年代からは、エレキギター等電気楽器も普及して、海外ではロックバンドスタイルで賛美歌が演奏されることもしばしばです。より多くを集めて集会が開けるという意味では、伝統的な楽器よりロックコンサート形式の方が魅力的な事もわかります。
大音量での陶酔も宗教的に効果的かも知れませんね。陶酔は癒やしでもありますから、宗教関係なく多くの人に喜ばれるように思います。※ヒルソング、※ワーシップといった言葉も普及し、浦和ルーテル教会の若き牧師たちは、そんな世界の流れも学びながら取り入れているようでした。
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前置きが長くなりましたが、インドで起こり中国でブレイクした仏教も、熱心に続いているのは日本だけと聞きます。世界がどんどん新陳代謝しながらも、日本には温故知新という言葉があるように、いにしえの中にある意味を追求し続ける美意識が根付き、※文化文明の最後の砦になっている国とさえ思います。
伝来した当時の様式を守って継続する中にも、浦和ルーテル教会のような、現代の楽器、アレンジを積極的に取り入れている組織が増えると、新旧がバランスして、若者の関与も増え、より心に響く空間になっていくように感じています。そんなライブにご一緒する事ができました。
ありがとうございました。
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※「文化」=人間が作り出した全てのもの。主に精神的なもの。
「文明」=生活を豊かにするもの。主に物質的なもの。文化を含む。
※ワーシップソング:賛美歌の新しいスタイル。私達”we” や神”God” に代わって、私 ”I” あなた ”You” という一般的な表現を用いた歌詞で、神への愛を伝えています。
※ヒルソング:オーストラリア教会発祥の賛美歌。1990年代から世界的な広がりをみせているそうです。