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軍国的なかほり

例えば、無料の記事は適当に読まれることもあるでしょう。しかし、有料記事ならどうでしょうか?
お金が絡む以上、私自身も真剣に書きますし、読んでくださる方もきっと真剣に向き合ってくれるはずです。そうした意味を込めて、あえて有料にさせていただきました。

念のため断っておきますが、砂利銭には全く興味がありません。
実際、当初45円にしようと考えたのですが、システム上100円からしか設定できないようです。その点については「申し訳ない」とお詫び申し上げます。

今回の記事は4,388文字の内容です。「長すぎる」と感じる方には、有料設定がフィルターの役割を果たすと思います。

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1979年、若久小学校1年2組の教室で前に並んだ5名の生徒はまな板の鯉だ。

「歯を食いしばりなさい」

バシン!若手女教師の高速ビンタが私の頬をクリティカルにヒットする。他4名の生徒も次々とビンタをくらう。

その炸裂音は教室にこだまし幼い生徒たちを戦慄させた。

宿題を提出しなかった私に対する見せしめではない。教師にとって私はクラス全体の規律を保つための生贄だったのだ。それはちょうど、死刑制度が犯罪の抑止力として機能するように、恐怖を与えるための象徴として私以下5名が選ばれたというわけだ。

実際、その後に宿題を提出しなかった生徒は私だけであったが子供心に反発心が芽生えた。私から言わせれば子供はプライドの塊だ。小学1年生の私にも信念というものがあり、先生のビンタが怖くて宿題を提出したと思われては心外だ。宿題の提出は毎日ではない。しかし後日、宿題を提出しなくても体罰はなかったことから教師の見せしめは成功したものと思われた。

私は教科書を一読するだけで授業内容は理解し終えていた。算数や数学以外、先生の話しを聞いた記憶がほとんどない。宿題を提出したのは小中学を通して三、四回のみであり、夏休みの宿題なぞ対岸の火事でしかなかった。

ここから先は、有料記事となります。
中二から高校にかけての前時代的な体験や高校中退の正当な理由について私の視点から正直に語っております。適当に流し読まれるのを避けたい。そのため、有料にすることで、真剣に読みたい方だけに届けたいと思っています。誤解のないようにお伝えしますが、この記事に過度な期待を抱かれることのないよう、あくまで「ありのまま」を語った内容です。興味のある方だけ続きをお読みください。

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