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面貸しとシェアサロンの違いについて


こんにちは!MUUK share salonの平良です。

本日は面貸しサロン(ミラーレンタル)とシェアサロンの違いをお伝えしていきたいと思います。一見どちらも同じような仕組みですが、中身は色々と差があります。わかりやすいように以下の項目に沿って比較していきたいと思います。


1. 面貸しサロンの特徴

面貸しサロンは、通常サロンのミラーをレンタルして自分の顧客に施術を行うことです。サロンの稼働率アップを目的にサロンの空席が貸し出されていることが多いです。

シェアサロンのようにすべてがフリーランス美容師のために貸し出されているわけではなく、あくまでもお店の有休資産である空席を「空いている時間」に借りられるのが基本となっています。



2. シェアサロンの特徴

複数人の美容師が個室やスペースをシェアして借りることができる店舗のことです。用意されている席すべてが貸出用です。

個室やスペースはそれぞれ独立しており、借りている時間は個人だけの専有スペースとして利用できるのが特徴です。

施術に必要な備品や設備が整っているほか、決められた料金を支払えば自由に利用でき、フリーランス美容師の新しい働き方を叶えるサービスとして注目されています。

利用料金はサロンによって差がありますが、時間単位や月単位で価格が決まっているか美容師の売上から一定の歩合率で支払う形が一般的です。



比較ポイント

次のそれぞれの項目にも違いがあります。



①歩合率(還元率)

面貸しサロンの場合

→材料込みで50%還元くらい。施術に要する材料を自分で用意する場合は60%還元が相場です。


シェアサロンの場合

→プランによって異なりますが、おおよそ7~80%と高還元であることが多いです。これらの差は通常美容室の経費としての人件費率40%に材料費10%、集客費10%を充てた額としてプラスされています。

シェアサロンが面貸しよりも高還元なのは、システムを自動化させ、省人化することで実現しています。



②コミュニティ

面貸しサロンの場合

同じサロンで働く仲間というよりは、通常サロンのブースを借りているので、そこにチームやヘルプといった概念はなく、当然店舗ミーティングなども参加の必要はありません。

ただし、あまりに態度が悪い、掃除が汚いなどあれば店舗や顧客からクレームをもらうこともあるので、その店舗独自のシステムや最低限のルールは守る必要があります。


シェアサロンの場合

全員が同じ立場なので、抱える悩みや不安も同じようなことが多く、とても相談しやすい関係性が築けます。当然居心地は良くなりますし、互いに同じ状況であるメリットが働きます。

ただし、面貸し同様に次に使う人のことを考えて清掃をしないとクレームをもらうことはあります。こちらも社会人としての最低限のマナーやルールを持つ必要があります。



③休憩スペース

面貸しサロンの場合

間借りするサロンの休憩所を使うことになるので、慣れていないと少し肩身が狭い思いをするかもしれません。当然サロンごとに休憩スペースの広さは違うので、そこは選択したサロン次第となります。


シェアサロンの場合

基本的に利用者のフリーランス美容師が利用しやすい設計です。休憩席、荷物置き場、上着かけ、鍵付きロッカーなどが設置されています。これもサロンによって設備差があります。



④店内ルール

面貸しサロンの場合

働くサロンによって様々な風土や慣習、独自のルールというものが存在します。場合によっては店舗ミーティングへの参加を促されたり、新たな店舗ルールの枠組みに自分が含まれる可能性は0ではありません。


シェアサロンの場合

利用規約に基づいた範囲内でルールがあります。それ以外の細かなルールは皆で話し合う必要があれば機会を設けています。シェアサロンにもよりますが、実際のミーティング頻度はそこまで多くありません。※年1〜2回程度

あくまでも任意参加なので、参加自体が自由という点が挙げられます。



⑤利用時間

面貸しサロンの場合

通常営業の時間通りなので、基本的にはオーナーが働いている時間内に利用します。時間外営業に関しての取り決めは、利用するサロンのオーナーと独自で契約を交わす必要があります。


シェアサロンの場合

シェアサロンでは管理人が常駐しているわけではありません。しかしスマートロックなどを活用しているので、物件の営業許可次第ですが最近は24時間いつでも使えるサロンも多くなってきています。



⑥集客面

面貸しもシェアサロンも同じく、自己集客になります。

面貸しサロンによってはフリーランス美容師が広告費を支払うことで、フリーランス美容師にフリー客を振るケースがありますが、お店のルールや風土に従う必要も同時に出てきます。

シェアサロンの場合、フリー客は来ませんが、自己集客ができるようになるためのサポートを受けられたり、広告代をシェアできるので通常の半額以下でお得に、低リスクで集客することができます。



⑦サポート 

面貸しサロンの場合

一部を間借りしているだけなのでサポート面での過度な期待は見込めません。ただし、面貸しサロンオーナーとの関係性によって、色々と相談に乗ってもらえることもあるかもしれません。


シェアサロンの場合

コミュニティマネジャーがいるので、フリーランス美容師としてつまずきやすい集客面、確定申告や節税などの税制面、単価を上げたり、売上を伸ばしたりするための情報やスキル、ノウハウを提供してくれたり、他のフリーランス美容師からも有益な情報をシェアし合うことができます。

他にもワークショップや技術講習などを開催しているので成長機会に恵まれています。



5. まとめ

ここまで細かな部分で面貸しとシェアサロンの違いをご紹介しました。どちらも似て非なる部分が多いのですが、両者の1番の違いは運営体制にあります。

シェアサロンでは、美容師が施術を行うために必要なスペースや道具をサービスとして全て貸し出すスタイルなので、サロンの全スペースがフリーランスとして働く美容師のために整備されています。そのため複数のフリーランス美容師が集って、各利用者が活動がしやすい環境にあります。

それだけでなく、コミュニティマネジャーという中立の立ち位置でコミュニティの潤滑剤としての役割や文化形成を築く役割を担う人もいるので、集客やブランディング、節税や法律などの知識をシェアできたり、同じ境遇の仲間と意見を交換できたりとフリーランスとして自立するための環境があります。


一方で面貸しは、お店の看板を掲げる通常サロンの一部をレンタルスペースとして貸し出されています。つまり、基本はお店に所属する美容師が働き、空いた時間やスペースを必要に応じて開放しています。

同じ境遇のフリーランスが集まるシェアサロンに対して、面貸しは店の一角を借りるので、サロンスタッフとの関係によりますが、気軽に相談できない関係だとどこか人の家と同じ感覚で、なんとなく居心地が良くないと感じる場合もあります。




面貸しサロンもシェアサロンも単発のスポット利用ができる

スポット料金を設定している面貸しシェアサロンは多く、30分〜1時間単位で使え、エリアによって異なりますが大抵1時間1000円〜2000円以内で収まります。

まずは友人や仲の良いお客様の施術で試して肌感覚がわかった上で移行するのがいいかもしれません。


MUUKでもスポット利用枠をご用意しています。


平日:750円/30min

土日:1200円/30min


時間単位のスポットを利用して、ぜひ一度シェアサロンを体感してくださいね!

相談・お問い合わせはこちらから1分でできます。

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