無償の仕事12ヶ月記
年末に近い、ある日のこと。
竹布を扱うお店をされ、地域活動では
巫女の仕事もされているカナさんに
「奥多摩にある古民家の掃除をしに行くけれど、一緒に来ませんか?」と優しく誘われた。
ある晴れた日、カナさんの車に乗せて貰いお喋りしながら観光気分で揺られていく。
かなり走った頃、「そろそろ着きますよ〜」と急斜面を慣れたハンドル捌きをされた先に…
そこで出迎えてくれたのはツッチーさん。
東京(日本?)最後の野生児というキャッチを持つという青年だ。
子供達や地域の大人達にも、自然教育や体験を提供されており忙しく…
これからも本を出版される予定もあるとかで…
結局、これからの彼は家の掃除どころでは無いのだ。
見回すと
あっちも、こっちも蜘蛛の巣があり
(こりゃ〜子供達や女子は学ぶ以前に、家に入るのが嫌だろうな)と。
「今まで掃除に来てくれていた近所のおばあちゃんが体調悪くなり…」と少し悲しそうな表情をするではないの。
日常的なイベントの前後、どちらかなら私にも掃除の手伝い出来るかなと頭によぎる。
しかし!
私は訪問介護の仕事を始めたばかりでもあり、有償で家事援助をしている身。
あっちも、こっちも手を出して潰れないだろうか…と頭の中グルグルしながらも資源ゴミの分別作業を黙々と続ける。
そうこうしながら、一通り片付けが進んだ所でツッチーさんがお昼を振る舞って下さると仰るのでご馳走になる。
そーれーがー!
こちらの写真
日向ぼっこしながら縁側で昼ご飯
それぞれが手間と時間を贅沢に使った生きるエネルギーに溢れた素材達だ
ツッチーさん「味噌は自分で仕込んでるんですよ~」と。
味噌は優しく美味しい!
秘密の山の中で、採取されたキノコや松茸
炊き込みご飯
お祖母様仕込みの沢庵もウマウマ
あ~~~胃袋を掴まれた。
「私も味噌は仕込んでるんですが、今年は未だ仕込んでないんです。ツッチーさんの味噌を分けて頂けるなら、私は月イチ掃除ボランティアに来たいです」と、思わず立候補してしまいました。
そして契約成立!
慌しい年末とは思えない時間が流れている不思議な力を持つ古民家でのひと時。
2024年〜月イチ掃除記録を始めます。
1年後の自分は?
そして古民家は?
更に活躍される青年の応援団として!
変化していく様を記録出来たらいいなと思っています。
応援宜しくお願いします(^^)