地域猫活動 その30
いつも記事をご覧いただいている皆様、いかがお過ごしでしょうか。ここ数日、命の危険を感じるほどの猛暑に悩まされている地域があるかと思えば、一方では過去に経験したことがない水害に苦しめられている地域もあり、被災された皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。
終わりのない戦い
地域猫活動が全国的に、かなり様々な形で広がりを見せ始めた昨今、全国どこでも共通に言える課題が、「終わりがない」ということです。TNRなどのために、大変ありがたいシステムが、どうぶつ基金のさくらチケットです。そのどうぶつ基金でも、私たちに合い言葉のように、教訓として伝えていることが、TNRは「すぐやる、全部やる、続ける」ということです。
これは、本当に大切なことで、関わったことがある方でしたら、きっとわかると思います。その最後にある「続ける」ということですが、一通りのことが済んだらそれで終わりではないのです。つまり、経過観察をして続けていかないと、やがてほどなく、苦労が水の泡となることも考えられるからです。
どこかひとつの地域が一旦落ち着いたかと思えば、一方では別の地域が今度は地域猫の出産ラッシュになっていたり、少し離れた地域に同じ事を志す仲間がいれば、そういうことは、よく聞く話ではないかと思います。そんな時に、応援したりアドバイスしたりする、「猫つながり」は大切です。例えば、TNRの際の捕獲器を貸し借りしたり、動物病院への猫の搬送を手伝ったり、時には捕獲作戦そのものを手伝うこともあります。私の場合は、捕獲器の修理や調整もやりますので、たまに依頼があります。
預かりボランティア始めました
そして、時期も時期ですから、TNRの現場で子猫がいたというのは、あってもまったく不思議ではないことです。そこで必要になってくるのが、子猫の預かりボランティアです。私自身は、この役目を今までしたことがなかったのですが、今回は、今までにお世話になった知人が、困っているということなので、恩返しのつもりで引き受けることにしました。
これは、ちょうど知人がTNRの現場で3匹の子猫を保護し、その3匹とも猫風邪の症状がひどく、そこへ翌日別の現場で保護した2匹の子猫を一緒にすると、互いにうつって大変なことになるのを防ぐため、預かりを頼みたいと要請があったものです。
こういう時こそ、猫つながりで支援できると考え、我が家では、つい最近までいた子猫が卒業したので、ちょうど空きがあったわけです。
今度の入学生は、2匹とも白黒ハチワレのオスです。受け入れてすぐには、猫じい家の玄関にある子猫館に入れましたが、ここは冷房がなく、夏は非常に温度が高くなります。玄関を開けて換気をする際には、私がそばにいて見ていないと、地域猫が勝手に入ってきて、ドタバタと家の中を走り回るということが以前ありましたので、今は開けっぱなしにできません。
従って、翌日からは子猫たちに、居間のケージで過ごしてもらってます。やっぱり子猫って、可愛いですよね。と、言うわけで、次々と新しいお客様がお見えに・・・、ということはありませんが、地域猫活動に終着駅はないようですね。
本日も最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。