統合失調症/寛解状態を越えて
私は19年間、統合失調症でした。その前はボーダーライン。SSRIの無断服薬中止により、反挑作用で発病。幻覚妄想が出ました。程なくそれは消えましたが、陰性症状である極度の疲労感、思考障害、認知機能の低下、具体的には新聞が読めたりテレビを見るのが困難になりました。集中力が続かないのです。食事をするのもやっと。お風呂は拷問でした。睡眠障害にもなり、12時間睡眠に。地獄の様な日々。主治医には「まあまあの生活をして下さい」と言われ、呆然の日々...…。死のうと思っても死にきれず、ほとんど泣き寝入り。こんなはずじゃなかったと考える毎日。意味のない毎日が続く.…。
統合失調症になると気の持ち様は持てません。自分の司令塔である脳が動かないのですから。普通の生活が不自由。普通のことができない。体が辛い。頭もつらい。抑うつ傾向。自殺したかったですけど勇気がありませんでした。一応この世に未練はありました。向精神薬はジプレキサを服用していました。それが難物で極度の頻尿が生じます。喉の渇きは尋常ではなく、大量の水を飲む。服薬していても異常に体がだるい。効いてなかったんでしょう。それが開発されたのが2000年代初頭。私が発病したのは2005年です。最新の薬はそれしかありませんでした。向精神薬は今でも10種類ぐらいしかありません。私はTwitterをやっていますが、そこの闘病垢の人たちで「どの薬も効かない」と嘆いている人たちがたくさんいます。
そのような中で私は、昨年23年11月半ばに、新薬のレキサルティ一に変えました。その前にもエビリファイなどにもしましたが副作用が強くやめました。レキサルティ一は効果が絶大でした。半月で症状が全て消失したのです。体はだるくありません。頭もよく回ります。気持ちは明るく朗らかです。幼少期に戻った様です。外界は明るく見えます。自分の内面もさっぱりしています。とても嬉しい気持ちです。全ての歯車がまたよく回り始めました。こんなに効くのでしょうかこの薬は?。主治医の先生は「たまにいるのです」と答えました。Twitterの人に聞くと「胃薬程度の効果しかなかった。全然効かなかった」と答えます。その前後の時期に私はあることをしたのです。
私はあまりに体調が悪かったので死んだ父に願をかけたんです。父の仏前に行って20回ぐらいお願いしました「お父さん助けて下さい。何でもしますから命はどうでもいいですから、この病気だけでも治してください。そうしないと私は生きられません。死んでも死にきれません、お願いします」。
そうしたら3日もしないうちに体調に変化が生じたのです。薬も飲んでいたからですが、異常なくらいの劇的な変化です。全快してしまったのです。それは半月の間で生じました。通常はこのような状態には短期間ではならないのです。統合失調症は残遺状態と言って、残りカスのような悪い状態が慢性状態になります。この病気の人はそれで苦しんでいるのです。体がだるいとか辛い状態がずっと続く。私はそれが一切ありません。「なぜ自分だけが?」最近色々調べていますが、手相を見ると私には神秘十字線があります。母にもあります。母は仏眼まであります。その手相は霊感があったり、神様の加護を強力に受けている相だそうです。
死んだ父は脳梗塞で闘病していました。病気だった私はしんどくても父のことを看病していたのです。体調の悪い中でも父のことを心配したり、声をかけたり仲良くしていました。私は歳の離れた子供だったので父は可愛かったのでしょう。小さい頃から大切にされました。反抗期の時は父のことを殴ったりもしましたが、心の底では父のことを慕っていました。今思いますが父が助けてくれたのです。このことをTwitterで投稿したら、神社でお参りする人が出てきました。統合失調症はつらい病気です。ほぼ治る見込みがありません。治っても寛解状態。大抵それでも楽ではないのです。私の場合はその状態を超えて「リミテッドリカバリー」と言う状態になりました。服薬はしていますが健康人と全く同一です。却って病気をしたことにより、人の内面や心の状態がよくわかります。悩みの煩悩の種というものはあまりありません。人の欲やわがままの原因なども自分なりに理解しています。本当に苦労したんです。闘病中は毎日が地獄でした。その地獄から這い上がるために毎日一生懸命に考えていたんです。「死ぬような思いをしてもどうしても生きねば!」絶対困難状況の中での生活。究極状況でした。当たり前ですが病気はやってみないと分かりません。私は死ぬ病気ではありませんでしたが、他の精神障害も患ったことがあり、都合3回ぐらいは精神的に死んでいます...…。
自分がなくなるのです。また0から始まる..…。自分の価値観が崩壊してまた作り始めなければ病気は治りません。死ぬ覚悟で治さないと生き返らないのです。それは前の自分に固執するから..…。強迫性障害なども暴露妨害反応が嫌だという人がいます。そうこうしているうちに歳が来ると症状が固着します。もう治りません。病気がその人の一部になります。病気から離れられなくなります。私は離れることができました。しかし自分の力ではありませんでした。他者の力。見えない力。それは多分「神の力」です。
その体験から私は神様を信じます。神というものはこの世を支配しています。信じなくてもいいですが、神様は我々を利用してきます。人の人生は神によって左右されています。そうでなければ私は精神の廃物処理場からサルベージされなかったでしょう。何か意味があるはずです。私は思います。「せっかく治ったのだから、これからは社会の役に立つ人間になろう。社会貢献をしていこう」と切に願います。正直に言いますと、医療関係に進みます。医者になろうと思います。私は少し年配ですが大丈夫でしょう。私は統合失調症の前にもボーダーライン、神経症、双極性障害を患っていたので、精神科医になります。患者さんの役に立ちたいのです。患者さん上がりのお医者さんというのは貴重だと思います。患者さんの気持ちが分かりますからね。優しいお医者さんになるのでしょうか?いいや違いますね。患者さんの本質がわかっているから多分厳しいはずです。でもね私は優しい性格です。愛情を注いで患者さんに接したいと思います。それが私の望みです。
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