「夜明け前、魂の向こう」

夜明け前、魂そぞろめく、魑魅魍魎、跋扈す、闇夜から来た使者、各々呪詛の言葉を唱えつ

心から来る御心は神の使い、それは天の教え、心狂う者達、その者達神の教えに背く

連れなき心、その透明でない物、神の裁きを受く、神の心は透明なり、人の心も見透かす、ゆえに天より裁きの雷が落ちる

地の者達、おののいて恐れ敬う、供物を捧げるもそれは無用の長物、神は助くその者達を、慈悲の心と暗黒の領域で、その双方拮抗する、神もまた人間なり

神、迷いてしまいに落胆す、然れども神も反駁し考え改めつ、ゆえに神は最後の詔を発す、天より地上を助けたまわん

神も命を懸ける、命と引き換えに地上の民を救う、神の心は消滅する。消滅の後に地上は救われり、儚き神は魂の残渣となる、砂の果て、古き伝承、遠き光芒の彼方

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