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名刺が無くなった時、自分の価値をどう語る?
「価値」は、伝えないと無いと同じです。
退職して名刺が無くなったとき、自分をどう語りますか?
会社名・職業や肩書きに縛られず
自分の専門性や価値を効果的に伝えることが重要です。
自分の「強み」を把握することができると
名刺がなくても自分を表現できるようになります。
昔の名刺の会社名に線を引いて出してきた人がいました
昔、参加した異業種交流会での体験です。
私は、40歳少し前でした。
10数人集まった人の中に、昔の名刺を出してきた人が一人いました。
50代くらいの男性です。
「今、就職活動中なんだけど」と言って
昔の名刺の会社名の所にボールペンで二本線を引いてあります。
会社は、「誰でも知っている大企業名+○○」と言う大企業の子会社です。
課長補佐だったか「課長〇〇」がついていたと思います。
彼は、「俺は、こんな大きな誰でも知っている会社で、役職者だったんだ」
「その実力があるんだ」
と言うことを発信したいんだろうと感じました。
私も名刺交換して少し話しただけで離れました。
他の人と話しているのを聞いたのですが
話していても、「以前は、こんなことやっていた。」などの
過去の武勇伝や自慢話が出てくるだけです。
異業種交流会なので、参加者のほとんどが自分で商売をやっている人。
そこで、昔の会社名をだして思い出話をしても相手にしてもらえません。
その人ひとりが浮いている感じです。
それなりに高い学歴が合って、優秀だから就職できて
役職がつくまで頑張れたのでしょうが...
何かの理由で、早期に退職へ追い込まれたんだと思います。
もう、戻れないんですから...
気持ちを切り替えて準備を進めていけば
まだまだ年齢的にも活躍できるのに「もったいない!」と思いました。
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会社の名刺がなくなった自分は、何者なのかが問われます!
会社員のときは、「自分は何者か?!」何て、考えることはありません。
会社から役割を与えられていて、その通りに行動すれば良いだけです。
会社に行けば、自分の出来る仕事が与えられて
それに一生懸命立ち向かって結果を出せば評価してもらえます。
人生100年時代です。
誰もが、1つの会社に勤めて定年を迎え、定年後は第二の人生で豊かに
という昔むかしの人生設計はできません。
定年の年齢前に早期退職を迫られるなど、誰にとっても日常です。
ある程度の年齢になると人生終盤を意識することになります。
充実して豊かな終盤を迎えるには
・自分は何のために生きているのか?
・自分は何者なのか?
・自分は誰のどんな役に立つ
と言うことを自分で考えて結論を出す必要があります。
そして、それは年齢・経験に応じて変化することが必要です。
時々立ち止まって、再考し
新たな自分として発信することが必要です。
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日々の「学び」で、未来の自分をプロデュースする
自分商品化ナビゲーター (図解の池田)
池田 秀敏
URL: https://www.teoria.co.jp/
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