４２４のその後〜病院統廃合の行方

２０１９年コロナ以前のことである。
膨れ続ける医療費に業を煮やした財務省と財務省にお尻を叩かれた厚労省によって「要らない病院４２４」が公開された。
しかしながら、その中には済生会中央病院など「？？？」と首を傾げるような病院も入っていて、そのリストの杜撰さは確かにあった。
確かにあったが、概ね「そこ要らないよね」という病院がツラツラと並んでいました。
リストに挙げられた病院は反発するもの、受け入れるもの、など様々な反応であった。が、自治体の本音としては「１００％税金立病院はもう勘弁してくれ」だ。これ以上の病院の赤字を税金で支えられないというのが本音。
民間病院でいーじゃない。わざわざ税金支出することないってば！救急医療や小児医療だって民間病院に補助金出せばある程度やってくれるっしょ？

まあ、困るのはクソ公務員病院職員だけだからね。彼らはシロアリなので。彼らのせいで病院が滅ぶといって過言ではない。

しかしそこにタイミング良く現れたコロナウイルス。
やっぱり民間じゃダメだ！
コロナを受け入れてくれるのは公立病院だ！
欧州だと全部公立病院がコロナを治療してくれるそうじゃないか！
日本の病院も全て公立にして医者を強制的に働かせれば良い！

愚民どもはこう言うわけよw
別に俺らは１ミリも困らないけど（実際最近まで公務員医師だったし）、消費税３０％、君たち払う気ある？　俺は無いねえ。
消費税３０％で全ての病院を公立化って、これもう共産主義以外の何者でも無いよね。ただでさえ医療の世界は公定価格を国が決める共産主義傾向なんですがね。
愚民どもは税金が無限に湧き出てくると思い込んでいる。
が、実際税金を使う役所はもうこれ以上病院に税金を使うのは辞めたいと思っている。だから４２４リストなんてものが出て来る。
コロナが（表面上）下火になった今、病院の統廃合が進んでいることを左巻きの人はどう思う？
基本左翼は公務員の身分を奪われるのが死ぬほど嫌だから反対するよね。公立病院が独法化したり、民間に売られたりすると職員は基本公務員でなくなるからね。全力で反対する。

２０２２年７月都立病院・公社病院が独法化した際の反応
今後一病院あたり３０億の赤字がどうなるか分かりません。
コロナで病院は一瞬黒字になりました。
でもそれは全て国の補助金です。赤字補填は東京都がしますが、コロナやってれば国が補填してくれます。結局都立病院は、国か都に「お恵み」をもらわないとやっていけない乞食体質なのですよ。
いやいや、全国の公立病院どこでもそう。
左巻きの人は基本乞食ビジネスだから「お恵みが一銭でも減らされるのは罷りならん！」です。
でも毎年３０億を税収から補填しろ！ってことになったら、耐えられますか？
いや耐えられないでしょう。
耐えられないから、現在進行形で病院の統廃合が進んでいるのだ。

今回は総論。
次回からは各論を述べます。