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なぜ、ラッキートリガーが導入されたのか。パチンコ、パチスロの未来を考える。

なぜ、パチンコにラッキートリガーが導入されたのか。
それは、パチンコ人口が減って、パチンコ店が閉店しているからです。

以下の調査結果があります。
「コロナ禍前の2019年の遊技参加者率は10.6%で参加人口は推計1024万人だったので、3年間で2割近く(推計215万人)も遊技参加人口が減った」

2割の減少は大きい。
そのため、中小のパチンコ店の閉店が続いています。
客は、大型店に集中しています。

パチンコ店は、2割の減少を、パチンコの釘を締め、パチスロの設定を下げ、客から金をとっています。
こうして、パチンコ、パチスロは、儲からない遊びになりました。
そのため、ますます客が離れています。

客の減少は、パチンコ店だけでなく、パチンコ・パチスロメーカーも危機感をもっています。
なんとしても、客を増やしたい。
そのために、パチンコ・パチスロメーカーは、ギャンブル性の高い機種をつくりました。
それが、パチンコのラッキートリガーです。
パチンコは、近年、当たる確率が319分の1のミドル機が、一番当たる確率が低いものでした。
最近の機種では、最高の「ゴッドイーター」は、539分の1です。
しかし、300玉の小当りをつけて、199分の1にするというごまかしをしています。
警察が規制し、ギャンブル性を低く見せるためです。
ラッキートリガーに当たる確率は、大体、1000分の1ほどです。
ラッキートリガーに当たるためには、何段階ものステップがあるためです。
これまでの319分の1の3倍です。

ゴッドイーターの最高のラッキトリガーの3回当たりの確率は約8000分の1です。
20年ほど前、パチンコ、パチスロのギャンブル性が高すぎるという社会問題があり、そのギャンブル性が一番高い機種が、パチスロの「ミリオンゴッド」の約8000分の1の確率でした。

以下の動画で、16分から、ラッキトリガー機を3台打ち、17万円なくなった、ユーチューバーのやーまんさんは、以下のように言っています。
「金がバンバン入る」
「あっという間に1000回転ハマるよ」
「パチンコって遊戯だったよな」
「なんだこれ、ただのギャンブルじゃねえかよ」
「みんなも思わないか。パチンコ離れが。こんなの当たり前よ。こんなもん。もたんて」
「羽根もの出してくれ」

40年前は、羽根モノのパチンコ台が中心でした。
羽根モノとは、玉を拾う羽根が開き、玉が当たりに入ると、決まった回数、羽根が開いて、玉が出るものです。
1日打って、勝っても、負けても、1万円くらいでした。
ちょうど、同時期に、777が揃うフィーバー機が出てきて、777が揃うと、一度に多く出るため、そちらに人気が移り、羽根モノはなくなっていきました。

私も含め多くの客は、10万円使って、ラッキートリガーに当たるかどうかわからないようなことはしません。
数千円で、5万から10万円になるミドル機で十分です。
事実、ラッキートリガー機よりも、従来のミドル機のほうが稼働しています。

パチスロも、スマパチという、メダルが出てこない機械になり、爆裂的に出るか、ほとんど出ないかのどちらかという機種が増えました。
ちなみに、パチンコも、スマパチという、玉が出てこない機械のほうは、爆裂的に出るか、ほとんど出ないかのどちらかになりました。

ギャンブル性が高くなると、店は利益が大きくなります。
しかし、客は損が大きくなります。
一部の客だけが儲かり、ほとんどの客が損をする。
これでは、ますます、客は減ります。

事実、パチンコ、パチスロの稼働が落ちています。
私は、パチンコ、パチスロのデータを毎日見ています。
今年、ラッキートリガーの機種が導入されてから、パチンコの稼働も、パチスロの稼働も落ちています。
ラッキートリガーが、ますますパチンコ、パチスロ人口を減らしてしまいました。 

ところが、パチンコ店で、稼働がいいところがあります。
それは、1円パチンコ、5円スロットという、通常の4分の1で遊べる台です。
このコーナーは、フル稼働状態です。

通常の4円パチンコ、20円パチスロでは、1万円がものの30分でなくなります。
ところが、1円パチンコ、5円パチスロでは、1万円で1日遊べます。
そして、負けたとしても少額ですみます。
勝てれば、数万円勝てます。

1円パチンコ、5円パチスロの店側の利益は小さいでしょう。
しかし、庶民の懐は、1円パチンコ、5円パチスロでしか遊べないのが現状です。
最近は、4円パチンコと1円パチンコの台数が同じくらいになってきています。
また、1円パチンコ専門店もあります。

パチンコメーカーのなかには、知恵者がいるようで、ラッキートリガーとは真逆の、安心して打てる、負けにくいコンセプトの機種を出したところもあります。
たとえば、「バンドリ」「DD北斗の拳3」です。
私は、いずれ、こちらが主流になるだろうと考えています。

パチスロも、結局、ジャグラーという、シンプルな機種が一番人気があります。

ラッキートリガー、スマパチを打てる人は、一部の富裕層です。
ほとんどの庶民は、打てません。
お金が続きません。

また、客が利口になり、1台にしがみついて、出るまで打つ人がいなくなりました。
多くの人が、少額で当たる台を探して、少し打っては移動します。
そして、爆裂させて儲けます。
これでは、店は赤字です。
ラッキートリガーもそうなっています。
そもそも、なかなか当たらず、お金がかかることがわかっているため、客がつきません。
そのため、ラッキートリガーは失敗に終わると思います。

そもそも、1000分の1の確率のパチンコは打ちたくありません。
当たりそうな台を選び、1000円打って当たったらラッキーぐらいにしか考えません。

私は、パチンコ、パチスロの客が増えるには、1円パチンコ、5円パチスロだけでなく、2円パチンコ、10円パチスロもあったほうが良いと考えています。

1円パチンコ、5円パチスロでは、よほどたくさん出ないと儲かりません。
4円パチンコ、20円パチスロでは、投資額が多すぎてできません。
この中間が必要です。
2円パチンコ、10円パチスロであれば、投資額、儲け、ちょうど良いと考えています。
店も、1円パチンコ、5円パチスロよりも儲かります。

なんとか、1円、2円、4円の3種類のパチンコを展開していただきたいと願っています。
同様に、5円、10円、20円のパチスロを展開していただきたいと願っています。
それが、パチンコ、パチスロ人口を増やす道である考えています。
パチンコ、パチスロを楽しむものとして、末永く遊べる環境をつくっていただきたいと思います。

ちなみに、20年ほど前、パチンコ、パチスロのギャンブル性が高すぎて、警察の規制が入りました。
20年後の現在、20年前以上にギャンブル性が高くなりました。
この背景には、警察官僚の天下り先としてのパチンコ業界があります。
簡単にいえば、パチンコメーカー、パチンコ店が生き残るためなら、警察は、業界の言う通りになるということです。

そういえば、外国人が、パチンコ店を見て、すごく驚いていました。
海外では、賭博場は、一般人から見えない場所にあるそうです。
ギャンブルは不健全なものという意識があります。

パチンコ、パチスロの場合、景品の交換というごまかしで、ギャンブルではないという建前があります。
これも、警察が守ってくれているから成り立つことです。

調査では、以下のようにあります。
「年代別に見ると、遊技参加者率が最も高いのは30代。次いで18歳~29歳、40代の順で、年代が高いほど参加者率は低い傾向がある」
確かに、若い人が多い。
そして、よくパチンコ、パチスロを勉強している。
そのため、少額で爆裂させている。
数千円が、ものの1時間足らずで数万から数十万円になります。
こんな生活をしていたら、まともに働けなくなります。

しかし、パチンコ、パチスロで勝ち続けるのは、とても難しいことです。

私は、以下のパチンコの打ち方を教えています。
パチンコで勝ちたい人はご覧ください。
<パチンコには、連チャンするタイミングがあります。私は、このタイミングを狙っています。これは、公開されているデータが証明しています。ここでは、データからわかる法則と、40年の経験から連チャンするタイミングを教えています>

最後に、パチンコ、パチスロの恐ろしさを教えます。
それは、ギャンブル依存症になることです。
私は、パチンコで、500円の投資が20万円になったことがあります。
ところが、2日でぜんぶパチンコでなくなりました。
泡銭は、いい気になって使うものです。
大連チャンした時の高揚感を忘れられず、もう一度、味わいたいと思うものです。
しかし、そのためには、その何倍ものお金を使います。
そして、神経をすり減らし、最悪、心の病になります。
また、負けた時は、イライラして、家族や身近な人との人間関係が壊れていきます。
テレビで児童虐待のニュースを見るたびに、犯人はパチンコで負けたのではないかと考えてしまいます。

そして、ギャンブル依存症の人の多くは、借金漬けになります。
クレジットカードのキャッシングが増えていきます。
クレジットカードの枚数が増えていきます。
最後は、給料のほとんどが返済でなくなります。
ただ、利子だけを返すだけの人生になります。
そして、自己破産します。
自己破産すると、どうなるか、自分で調べてください。

どうしても、自分をコントロールできない人は、1円パチンコ、5円パチスロを打ってください。
お金を大切に使ってください。
よろしくお願いします。

お金のある人は、お好きなようにお使いください。 

借金をしてまでパチンコを打っている人、使ってはいけないお金(生活費など)まで使ってしまっている人は、パチンコをやめてください。
しかし、ギャンブル依存症は、なかなか治りません。
そのため、以下に電話して、専門家に相談してください。
<リカバリー・サポート・ネットワーク>
050ー3541ー6420

神奈川新聞(2024年9月22日付19面)から、ギャンブル依存症から立ち直った人の言葉を引用します。
「ギャンブル依存症は誰にでもなり得る病気であって、自分の意思ではコントロールできない。だが自分に向き合い行動すれば回復できる病気。問題を抱えているのだとしたら、誰かに相談してもいいと伝えたい」

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