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受験生なら誰でも受ける模擬試験。でも、元取ってます?模試で元を取るとは、模試代に見合うだけの効果を得ることです。結果が届いて→偏差値、順位、志望校判定、答案、解説と、ひと通り見て、がっかりしたり、言い訳したり、開き直ったり、喜んだり、たま~に解き直したり、とこんな感じで終わり。これじゃ、半分しか元を取ってません。元SAPIX講師/室長がズバリ解説する 模試のトリセツ 第13弾!前編

受験生なら小、中、高、浪人生問わず必ず受ける模擬試験。
僕が想像するに9割以上の人が模試代の元を取っていないと思う。
いわゆる費用対効果(コスパ)が悪いのだ。  

模試を申し込む→試験会場に行く→模試を受ける→結果が届く→送られてきたテストデータや答案、解説を見る→落ち込む→終了  

とまあ、これが一般的な模試の流れ。 異論のある人もいるとは思うけど、だいたいこんな感じで終わるよね。結果が良かったとしても、最後の落ち込むがあがる⤴に変わるくらい。費用対効果(コスパ)がそれほど変わるとは思わない。え?気分が良くなる?ま、気分が上がれば、より勉強に弾みと勢いがつくとは思うけど…。対効果と言えるほどのものではないよ。効果が上がるというには根拠に乏しい。模試を受けることで費用対効果(コスパ)が確実に上がらないと。気分が良くなるのもいいけど、模試は実益が伴わないと。  

時間とお金を使って自信を失うことはないんだ。    

模試だから良いときもあれば悪いときもあると思うけど、上記の模試の流れで終わるのは結果が良くても悪くても、費用対効果(コスパ)が決していいとは言えない。    

何が足りない?  

アオイ:「僕なら模試受けて、ストレス溜めたくないし、ネガティブにもなりたくない。第一、費用      対効果(コスパ)が悪いのが一番のストレス」
生 徒:「どうせ先生は模試でショック受けたことなんてないんでしょ?」
アオイ:「みんな勘違いしてるよ。模試で悪い結果なんて何回もあるし、その度にショックとストレ      スの繰り返し。みんなと一緒(笑)。でも模試のあとがみんなと違うかな」
生 徒:「うわ~」
アオイ:「さっき結果が良かった人も費用対効果(コスパ)が悪いって言ったの覚えてる?」
生 徒:「うん」
アオイ:「テーマは模試のトリセツ。費用対効果(コスパ)を良くするためには模試の流れに何を      プラスするといいと思う?」
生 徒:「えーと、落ち込んだあと?」
アオイ:「落ち込む前提?(笑)。結果が良くて気分が良くなったあとでもいいよ」     
    「締めに何をするか?だね。」
生 徒:「出来なかった問題の復習。その問題を調べたり、解説見ながらもう一回やってみたり」
アオイ:「やり直しね。大事だね。これをやる人は結構いる。でもそれは最低限やること」     「で、それから?」
生 徒:「え?それで終わりだけど」
アオイ:「そっか」
生 徒:「じゃあ、志望校判定表を分析して次の目標を立てる」
アオイ:「お~!次の目標を立てるのはいいね。判定表を見てああだこうだ言う人はいるけど、目標
        までは立てないもんね。いいね」
生 徒:「惜しい?でも正解じゃないと」
アオイ:「目標立てたあと何するか?だね」
生 徒:「まだ何かすんの?」
アオイ:「そうだね」     
               「それに目標を立ててもストレスは溜まったままだし、ネガティブな気持ちはあまり変わら      ないよね。さあ、気分をあげよう!みたいな。目標を立てることはとてもいいけど、もう
     ちょい何か。コスパも気分も良くなる作業」
生 徒:「ダメか」
アオイ:「結果だけ見て、良かったあ、悪かったあ、だけの感想だけで終わるよりはずっといいよ」 生 徒:「キ・ビ・シ・イ」
アオイ:「僕は自分が受験生だった頃から君たち受験生のサポートしている今日まで、模試は自信を      失うために受けるんじゃなくて、自信をつけるために受けるものだって思って受けてきた      し、今も受けさせてる」     
    「費用対効果(コスパ)の中に自信アップも入れなきゃね。これで元取れるんじゃない(笑)」 生 徒:「そんなこと出来んの?」
生 徒:「思い通りの結果が出なくても?」
アオイ:「そう!思い通りの結果が出なくても」     
    「出来るよ。低い点や偏差値取って、志望校判定でE判定が出てもね。でもさすがにそれだけ      悪くて完全ストレスフリーにはならないけどね(笑)」  
生 徒:「結果が悪くても、少しでも費用対効果(コスパ)も気分も上がるんでしょ。何すんの?」 
生 徒:「教えて!アオイ先生~」  
アオイ:「じゃあ、それは後編で(笑)」    


  ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。お疲れ様でした。


ということで、次回「正直アオイ塾(アオイnote)vol.14は、『模試のトリセツ』後編」です。
 


では、次回も「正直アオイ塾(アオイnote)」をよろしくお願いします。
 
                                     
                                                                                                                                     アオイナオ
 

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