何でもかんでも考え込む癖を直す方法
介護士として、入居者様の不安や悩みを親身に受け止め、寄り添うことは私たちの大切な役割です。
しかし、その一方で、ついつい入居者様の言動や状況を深く考え込んでしまい、必要以上に責任を感じてしまうこともあるのではないでしょうか?
私もかつては、入居者様の些細な変化も見逃さず、常に最善のケアを提供しなければならないというプレッシャーを感じていました。
しかし、その結果、仕事が終わっても頭の中がぐるぐる回り、なかなか休息を取ることができない状況に陥っていました。
そこで今回は、介護士として働きながら、何でもかんでも考え込んでしまう癖を克服するための方法について、自身の経験を踏まえながらお話したいと思います。
考え込んでしまう理由
介護士が考え込んでしまう理由は様々ですが、主な原因としては以下のようなことが挙げられます。
入居者様への責任感 入居者様の命と健康を預かっているという責任感は、介護士にとって当然のものです。しかし、その責任感から、入居者様の全てを一人で抱え込んでしまおうとしてしまうことがあります。
完璧主義 入居者様に最高のケアを提供したいという思いから、完璧主義になってしまうことがあります。しかし、人間は誰でもミスをするものです。完璧を目指しすぎることで、かえって自分を追い詰めてしまうことがあります。
自分の思い通りにならないことへのストレス 入居者様の状態や状況が、常に自分の思い通りにならないことにストレスを感じることもあります。しかし、入居者様にはそれぞれ個々のペースや考えがあり、全てをコントロールすることはできません。
考え込んでしまうのを止める方法
何でもかんでも考え込んでしまう癖を克服するには、以下の方法が有効です。
オンとオフの切り替え 仕事中は入居者様のことに集中し、仕事が終わったらプライベートに切り替えることが大切です。趣味や運動など、仕事とは違うことに意識を向けることで、頭の中をリフレッシュすることができます。
周囲への相談 一人で抱え込まず、周囲の介護士や上司に相談しましょう。同じ経験を持つ仲間のアドバイスは、大きな支えになります。また、家族や友人にも話を聞いてもらうことで、気持ちが楽になることもあります。
自分の気持ちを受け止める 考え込んでしまうのは、責任感や入居者様への愛情があるからこそ。自分の気持ちを否定せず、ありのままを受け止めることが大切です。
完璧主義を手放す 完璧を目指しすぎる必要はありません。時にはミスをしても大丈夫、と自分に言い聞かせてみましょう。
入居者様のペースに合わせる 入居者様にはそれぞれ個々のペースや考えがあります。自分のペースでケアしようとするのではなく、入居者様のペースに合わせて接することが大切です。
小さな成功体験を積み重ねる 入居者様の笑顔や感謝の言葉など、小さな成功体験を積み重ねることで、自信をつけることができます。
まとめ
何でもかんでも考え込んでしまう癖は、介護士にとって大きな負担となります。しかし、今回紹介した方法を実践することで、その癖を克服し、より充実した介護生活を送ることが可能になります。
介護の仕事は、入居者様とのかけがえのない時間を共有できる、とてもやりがいのある仕事です。自分自身を大切にし、心身の健康を維持しながら、これからも入居者様一人ひとりに寄り添ったケアを提供していきましょう。
このブログが、同じ悩みを抱える介護士の方にとって少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。