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「仕事を断れず、何でも引き受けすぎてしまう人」あなたの周りにいませんか?

私は普段、老人ホームで働いている介護士です。介護現場では、日々の仕事に追われ、入居者様の皆さんのサポートに一生懸命取り組んでいます。

ですが、実は私も含め、ついつい「仕事を断れない」性格の人が少なくありません。もしかすると、あなたの職場や周りにも、「頼まれたら断れない」人がいるのではないでしょうか?

「人の役に立ちたい」「断ると迷惑をかけそう」など、善意からの行動が引き受けすぎの原因となることが多いのです。

このブログでは、仕事を断れないことで陥りがちな状況や、その背景にある心理、そして少しずつ「自分を大切にする」ためのステップについて考えていきます。

もしもあなたが、あるいはあなたの周りの誰かが「断れない」性格で困っているなら、きっと役立つヒントがあると思います。
 

仕事を断れない人の特徴


断れない人の多くは、次のような特徴を持っています。

  • 責任感が強い
    責任感が強い人は、仕事を完遂しようとする意識が高く、周りの期待に応えようとします。そのため「自分がやらなければ」という気持ちが先立ち、断ることが難しくなります。


  • 他者の期待に敏感
    他者の期待や要望に敏感で、「頼まれること」を自分への信頼だと感じることがあります。頼まれると「自分を認められた」と思い、結果的に引き受けてしまうのです。


  • 自己肯定感の低さ
    「自分にはそれだけの価値があるのだろうか」と不安を抱えている人は、仕事を引き受けることで「自分はここにいていいんだ」と安心感を得ようとします。断ると「期待を裏切るのではないか」と思い、結果として過剰に仕事を引き受けてしまうのです。

これらの要因は、介護現場だけでなく、多くの職場に共通する悩みかもしれませんね。
 

仕事を断れないことがもたらす弊害


仕事を断れないことで、自分にも職場にも少しずつ悪影響が出てきます。

  • 肉体的・精神的負担の増加
    毎日を全力で過ごしていると、知らず知らずのうちに心身に疲労がたまります。介護職のように、体力を使う仕事では、疲れが抜けにくく、健康面でのリスクも高まります。


  • 職場全体のバランスが崩れる
    断れない人が仕事を引き受けることで、他のスタッフに仕事が回らず、チームのバランスが崩れることもあります。結果的に負担が集中し、職場全体の生産性が下がってしまう可能性もあるのです。


  • ミスや事故の増加
    仕事が多すぎると一つひとつにかける時間が減り、確認作業もおろそかになりがちです。介護の現場でミスが起きると、入居者様にも影響が及びます。事故が起きるリスクも高くなってしまうでしょう。

 

なぜ、断れないのか?心の仕組みを考える


どうしても断れないとき、そこにはさまざまな心理的要因が影響しています。

  • 「嫌われたくない」という不安
    人間関係の中で、断ることで相手からの評価が下がるのを恐れる気持ちがあります。介護の現場では、仲間とのチームワークが大切なので、特にこの不安が強く出るのかもしれません。


  • 「自分さえ頑張れば」
    自分が頑張ることで全体が回ると考えてしまうのも断れない理由の一つです。良くも悪くも「他人に頼らない」スタンスでいると、最終的に自分の限界を超えてしまうこともあります。


  • 「手を抜いてはいけない」という信念
    完璧主義の人は、「中途半端な仕事をしたくない」「最後まで責任を持ちたい」という思いから、引き受けることを優先してしまいます。この信念が強すぎると、仕事の量が増えても手放せず、結果として負担が増えるのです。

 

少しずつ「断る」ことを練習しよう


断るのは難しいですが、少しずつ意識していけば自分を守ることができます。

  • 「まず相談する」習慣をつける
    仕事を頼まれたときに、すぐに引き受けるのではなく、まずは「上司に確認してみます」などと、一度持ち帰る習慣をつけてみましょう。相談することで、職場全体の状況を把握し、冷静に判断できます。


  • 優先順位を見直す
    すべての仕事を均等に引き受けるのではなく、今すぐやるべきことと後回しでも問題ないことを分けるようにしましょう。仕事を整理することで、「必要なものに時間を使う」ことが可能になります。


  • 「ノー」を上手に言う練習
    「今は手が離せないので、この仕事は○○さんにお願いできませんか?」など、柔らかく断る言い方を工夫することも大切です。

 

さいごに、自分を大切にしよう


もしもあなたが「断れない」ことで悩んでいるなら、自分を大切にすることの重要性を意識してみましょう。

介護の現場では、心身の健康が入居者様に対するケアの質にもつながります。

「自分のペースで頑張っていい」ということを忘れずに、無理なく仕事と向き合っていきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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