高齢となって本来やるべきことを見つける
私は老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。日々、多くの高齢者の方々と接する中で、人生100年時代と言われる現代において、「高齢になって本来やるべきこと」とは何か、深く考えさせられます。
ある日、入居者であるAさんからこんな質問を受けました。「私、もう歳だから、何もすることがないのよね。毎日ただ時間が過ぎていくだけ…。」
Aさんをはじめ、多くの高齢者が抱える悩みの一つが、「社会から必要とされていない」という感覚です。長年勤め上げた会社を退職し、社会的な役割を失うことで、生きがいを見失ってしまうのです。
しかし、私は高齢者の方々にこそ、「本来やるべきこと」を見つけるチャンスが数多く存在すると考えています。
1. 経験を活かす
長年の人生経験は、何物にも代え難い財産です。その経験を活かして、ボランティア活動や地域活動に参加することで、社会に貢献することができます。
例えば、
昔の仕事で培ったスキルを活かして、子供たちに教えたり、地域のイベントを運営したりする
自身の経験を活かして、介護予防教室や認知症カフェを開設する
若い世代に人生のアドバイスをする
など、様々な方法で社会に貢献することができます。
2. 新しいことに挑戦する
高齢になってからこそ、今までできなかったことに挑戦してみるのも良いでしょう。
例えば、
ずっと興味があった絵画や音楽を始める
新しいスポーツに挑戦してみる
旅行に出かける
など、新しいことに挑戦することで、人生に新たな彩りを与えることができます。
3. 家族との時間を大切にする
仕事に追われていた現役時代は、家族との時間を十分に取れなかったという方も多いのではないでしょうか。
高齢になった今こそ、家族との時間を大切にし、絆を深めていくことができます。
例えば、
孫と一緒に遊んだり、子育てをサポートする
家族旅行に出かける
家族の歴史を語り継ぐ
など、家族との時間を共有することで、人生の喜びを再発見することができます。
4. 自分自身を大切にする
高齢になると、健康面での不安を抱える方も増えてきます。
健康な心と体を維持するために、
規則正しい生活を送る
適度な運動をする
バランスの良い食事を摂る
など、自分自身を大切にすることも重要です。
「本来やるべきこと」は、人それぞれ違います
大切なのは、自分自身が何を大切にしているのか、どのような人生を送りたいのかを明確にすることです。
そして、
経験を活かす
新しいことに挑戦する
家族との時間を大切にする
自分自身を大切にする
これらのことを通して、自分らしい「本来やるべきこと」を見つけていきましょう。
高齢者の方々は、社会にとってかけがえのない存在です。
それぞれの経験や才能を活かして、社会に貢献し、自分らしい人生を歩んでいきましょう。
このブログが、読者の皆様の心に少しでも響けば幸いです。
介護士として、私も皆様の「本来やるべきこと」を見つけるお手伝いをしていきたいと考えています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。