黄門様叱られる

商人に負けぬ才覚を持ったものが藩の大所を切り盛りせんと好き嫌いだけではどうにもならんな　近頃のご時世ではそうかも知れませんが　どうも少少気がかりで　お百姓達から相当酷く絞り上げてるみたいだ

黄門様達が歩いていると

何やら　怪しい奴が


黄門様が米俵の上に腰かけているとその家の主のばぁばが黄門様に大怒り！！

こらぁ！！

どこに腰かけてる　米俵の上に腰かけてはいけないのはお百姓で知らない物はいないぞ！！

それはごもっともじゃ　

すまなかったなばぁば

馬鹿者が！！
誰に謝ってるんだ！！
米俵に謝れ！！

それはごもっともじゃ

突然にお役人が来て格さんが連れて行かれました
牢屋に入れらてしまいました

黄門様はばぁばの家にしばらくお世話になることに

与平とおしずと林

そこへご家老が尋ねてきました
与平に
べにばな　たばこなどお代官に任じてあつかわせたいと存じますが　ご家老の同意があればな
それは本当でございますか?
そのかわり
先年のお立て替え金500両　あれは忘れろよ
忘れました

早川と林

早川が戻りました　
そのうちお前にも楽をさせてやる

兄の事が気がかりなんだろう

こっちへきなさい

格さんを助けに弥七が

曲者だ　
であえ　であえ
弥七　ひとまずたいさん

曲者は弥七ではありませんでした　

早川の昔の仲間でした　仲が悪いみたいです
お前生きていたのか
林の犬に成り下がったもんだ
貴様ら兄妹は必ず斬る

取り逃がしたのか

おしず　昨日の曲者はかわいしんぱちだ

早川そういちろうとは　おしずと同じく下級武士のでであった
彼らが藩士はんのうの生計を立てていたからである
数年前しんぱちがとがめを受けて藩を追われた時　おしずはしんぱちの許嫁であった

生きていたのですね　噂では斬り落とされて川に転落したと
俺達の気持ちがわかるまい

まだ　だめか

なんと二人は林の悪巧みを暴くためにここにいました

江戸の御家老様の証拠がなければ動き出せんのだ
このままでは山形は林へいたの物になる
このままミイラ取りがミイラになってしまう

貴様　侍だろう

黄門様御一行がお忍びでこの地に来ていると噂で聞
きました

もしかしてあの牢屋の物は黄門様の連れの物では
牢屋に入れて責め問に立てたとなると
これが知られたら大変な事だぞ

答えは2つでございます　
1つは黄門様に謝ること
もう一つは黄門様達を始末する事です

水戸の使いのものとはいざ知らず　ご無礼の数々申し訳ございません
御老公様にも謝りたいのですが　
会っていただけるかわかりませんよ

あった　

何をしておる
何を隠した　

これを水戸の老人にでも渡すと思ったのか
無駄なことを　間もなくあの老人にも目をつぶってもらうのだ

弥七が牢屋に格さんを助けようと行ってみると　牢屋の中にはおしずがいました

この屋敷の主　林へいたが御老公を亡き者にしようとたくらんでいます　　
先ほど林の証拠を見つけたので

兄は妹のおしずを斬るように林に言われていました

林が御老公様を亡き者にしようと
何　それは本当か?

弥七が助けに来ました

表に出ると　昔の仲間のしんぱちがいました　
しんぱちはおしずを斬ってしまいました