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君はまじかるブラゲ学院を知っているか

まじかるブラゲ学院」を皆様は知っているでしょうか。
9割くらいの人間が知らないと思います。
このままだとインターネットの海から消えてしまうので、Noteに残しておこうと思います。

まじかるブラゲ学院とは?

2009年12月10日からサービス開始していたブラウザMMORPGです。

メイプルストーリー」や「レッドストーン」「ラテール」や「FF11」など、オンラインMMORPGが流行っていたこともあり同様のゲームが乱立していたような気がします。その中の一つです。

まじかるブラゲ学院の特徴としては
・DL不要のブラウザゲーム
・ターン制のバトルシステム
・6つの職業システム
・基本無料(課金システムはあり)
・基本マウスのみで操作できる手軽さ
・ペットシステム(エンカウントした敵も捕獲可能)

ブラウザゲームというのを最大の特徴として簡単・手軽といったことを押し出していたゲームだったと思います。

実際の戦闘画面

まじかるブラゲ学院に出会った理由

このゲームに出会ったのはサービス開始直後でした。
そもそも家族共用PCでインターネット使い始めた時にパッパから言われた条件がありました。その中の一つに「ダウンロードするゲームは禁止」があった。
なのでIE上でできるゲームを探してプレイしていた。
プーさんが森の愉快な仲間たちとやきうするゲームもやってましたよ。

色んなゲームを探す中で見つけたのがブラウザゲームのポータルサイト「ブラゲタイム」でした。
今ではもう事業撤退していますがVectorがオンラインゲーム事業を展開していた時に運営していたサイトです。
あの「ドラゴンクルセイド」や「ブラウザ三国志」、「ブラウザ一騎当千」も提供していたゲームタイトルの一つです!
えっ全部知らない?嘘でしょ?

そのブラゲタイムで新しいゲームが出たということで始めたのがきっかけでまじかるブラゲ学院に入学しました。

ブラウザゲームのMMORPGという珍しさもあっておそらくゲーム人口はそれなりに多かったんじゃないかと思います。
最初はサーバーが2つしかなかったのに結局4+mixi版の計5サーバーあったので。
僕はその中で第一サーバーである「ユウムサーバー」でプレイしました。

MMORPGなのでリアルタイムで他のプレイヤーと一緒にパーティーを組んだりするわけで、ネット上で誰かと会話(チャット)するのがとても楽しかったです。
相手のチャットに早く返信したいがためにローマ字入力を覚えてタイピング速度も速くなって・・・。後遺症で独特なタイピング方法で入力してます。

まじかるブラゲ学院はここがすごい!

ゲーム内に6つのキャンパス!!
さてまじかるブラゲ学院はいったいどんなゲームだったのか。
元学院生の皆さんはおそらく口をそろえて言うでしょう。
放置ゲームです。
正確には放置採取ゲームです。

ある程度ゲームを進めると、市販の武器や防具では敵キャラに全く太刀打ちできなくなります。
そのためには自分で材料を集めて武器や防具を作成する必要があります。

材料はフィールド上にランダムで自然沸きするが、これは全プレイヤー共通のオブジェクトとなります。
自然沸きした材料は一定の数掘り切るまではエリアに残る。
つまり必要な数を採取するまでひたすら放置するのだ。

採取に励むナゾー君

この材料というのが10個20個集めて終わりとかそんなレベルではない。

まずこの材料というのが5つ集めて合成すると等級が上がっていくのだ。
そして高い等級の材料で装備を作成すること装備の等級も上がる。
材料の等級は最大6。ただし6に上げるときだけ成功率は30%で失敗したら消える。
失敗したら消えるのだ。

つまりだ、5級の材料を5つ作るのに3,125個必要で、3割引けなかったらもう一回。それを6~9個程度集めて装備を作るのだ。
なお装備は全部で12個あるぞ!

過去のブログから

まあ5級の材料で作っても全然いいんですけどね。それでも1装備につき莫大な量の材料を使うので大変なんですが。

じゃあどうするかというと採取開始したら放置するという訳です。
まじかる放置学院とか言われてたっけなあ・・・。

こんな放置ゲームをなぜ続けていたのかというと、一緒にプレイした学院生とのチャットが楽しかったからです。
特に同レベル帯のプレイヤーとはパーティーを組む機会も多かったので知り合いがそこそこいました。

基本採取放置ゲーでしたがイベントだったり、ダンジョン攻略もちゃんとあるので協力してボスを倒したりするのも楽しかったです。
攻略中にチャットで他愛のない話をしてるのも楽しかった。

仲の良い人たちで騒いでたりしてたら晒しスレで名前を出されたりしたこともあった。

貴重な高校生の時間をまじかるブラゲ学院で費やしたかもしれないけど僕の青春の1ページは学院の中にあります。

とはいえ一人、また一人と静かに引退していく人や派手に引退する人もいたりして、僕も引退した。



時は経ち2022年
東京にてまじかるブラゲ学院ユウムサーバー同窓会が行われた。
参加者は僕含む3人。なぜか同窓会発案者が居ない中で開催した。

約10年の時を経てオフ会することになった。
Twitterで偶然再会した。2度と会うことがないと思ってた。
当時の思い出を話したり、今の話をしたり。
まじかるブラゲ学院というゲームをしていなかったら会うことが無かったと思うと感慨深いものがある。

まじかるブラゲ学院というゲームは跡形もなく消えてしまったが、少なくとも僕の人生で忘れられないゲームの一つとして刻まれています。

2023年4月8日
まじかるブラゲ学院の命日に捧ぐ。



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