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僕がゴールデンサッシュ牝系を追うようになった理由

競馬にハマり、ステイゴールドとゴールドシップに脳を焼かれた僕は隙あらばステイゴールドの産駒を応援するようになっていた。

2015年 宝塚記念
その馬はタブーを犯した。
ゲートで立ち上がり大出遅れをする。
その馬の名は・・・・ゴールドシップ
次の伝説を見よ。120億円事件。

その宝塚記念の3着 ショウナンパンドラ。
父ディープインパクト
母キューティゴールド
母父フレンチデピュティ

そして母母がゴールデンサッシュ。
ステイゴールドのお母さんだ。
つまりショウナンパンドラはステイゴールドの姪っ子なのだ。

それに気づいたのはこの宝塚記念の時だった。
新聞に近親ステイゴールドと書いてあったのか、それとも母キューティゴールドを見てステイゴールドと関係があるのかと思い血統表を見たのか。

気づいた僕はゴールドシップの馬券と一緒にショウナンパンドラの馬券を買った。
お陰でゴールドシップの単勝分+αの払い戻しが帰って来た。

こうなると現金なものでゴールデンサッシュに興味が湧いた。
調べるとステイゴールドの近親は活躍馬が多い。
まずゴールデンサッシュの兄はG1馬サッカーボーイ。
ステイゴールドの全妹で重賞2勝のレクレドール。
G1には惜しくも手が届かなかったが神戸新聞杯を制したドリームパスポート。

ドリームパスポートについては札幌で乗馬になっているとの情報を見て、早速北海道に行った。
メインの目的は札幌記念を見に行くことだったけど。

衝撃のJAPAN CUP

ゴールドシップを見に府中に向かった。
ショウナンパンドラはこの秋、オールカマーで1着の後天皇賞・秋で4着としていた。
僕はまたゴールドシップの馬券とショウナンパンドラの馬券を買った。

東京競馬場にG1ファンファーレが響く。
みんなゴールドシップがちゃんとゲートを出るのかを気にしていたが無事に出て一安心だ。

最後の直線、ゴールドシップは大外に持ち出して先頭を目指すが末脚は不発で伸びきれず。
府中は苦手だし厳しいなと思いながら白い馬体を見ていた。

先頭はラブリーデイが抜け出した。
宝塚記念の時は大本命ゴールドシップが沈んで大混乱の中勝ったような感じだった。
フロックでG1を勝った評価、しかし天皇賞・秋でそれ払拭し、さらにこのジャパンカップで実力を証明する。そんな横綱相撲のような脚で抜け出した。

その横を赤と白の勝負服、鹿毛の馬体が瞬く間に抜き去った。まるで父のような鋭い末脚。
ショウナンパンドラだった。

先頭で駆け抜けたその末脚に感動し、おしっこがちびりそうになった。
しばらくは声も出せず口が開いたままだったと思う。

このジャパンカップ以降、ゴールデンサッシュの牝系を追いかけるようになった。
でも函館競馬に行った次の日にゴールデンサッシュ牝系のベルーフが出るからってそのまま福島に行くのは頭おかしいと思う。
最近だとカラテを見に安田記念やジャパンカップを見に行ったといっても過言ではない。

そして僕が一口馬主を始める理由の一つもゴールデンサッシュ牝系だ。
その話はまた別の機会にします。

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