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私が本当の家族になったらしい時の話し①
それは舅の葬式の時だった。ひっきりなしに式場の職員の人達が私に何かを聞きに来る。家の実権は舅姑が握っており私ではわからないこと多いのに。姑は「すっかり年取って家のことなんかわかりません」みたいに見えてたし、職員にしてみれば私が家を取り仕切ってるようにみえたんでしょうね。もうその時私は50歳も過ぎてたし、そりぁあそうでしょう(笑)
しょうがないから、適当に答えておきました。それでも何とかなったわけで。
この時、やっと私の時代がきたのかな?と思ったけど、とんでもなかったし姑は今でも頭はしっかりしててパーマや毛染めも年中やってて、顔だけ見てたらとても92には見えない。身体は歩くのもやっとなのに未だに要支援。要介護にはなっていない。
でもこの葬式のときの職員の態度で「私も他人から見ればここの家の奥さんに見えるんだな」と自覚することが出来た。なんかちょっと自信が持てたような。
どんだけ自分に自信がなかったのかと笑い話しのようだけど本当です。
この話は②へ続きます。