0281.AEDと胸骨圧迫
2015年7月に伯母が病院に入院した。入院の直接の原因ではないのだが、医師に心房細動がありますと説明を受けた。心房がけいれん(異常に細かく振動)することによって血液がドロドロになり、ドロドロな血液は脳梗塞や心筋梗塞の原因になってしまう。その後、伯母は病院を退院し老人ホームに入居したが、2019年10月に誤嚥性肺炎で亡くなった。91歳だった。
同じ時期に、俺は厚労省系の資格を取りまくっており、その中でAED(自動体外式除細動器)の実技講習を何度か受けた。AED の操作、救急隊が到着するまでの胸骨圧迫とマウストゥマウスによる人工呼吸、それらを教わった。
AED は、止まった心臓を電気ショックで動かすのではなく、心臓の異常な細動を電気ショックで正常な状態に戻すものである。しかし、時間が経ち、細かい部分を忘れてしまった。心房細動なのか心室細動なのかわからなくなった。なので、MicrosoftEdge の AI、Copilot に質問してみた。
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【問1.】
AEDは心房細動を止めるために使われるのですか?
Copilot.
いいえ、AED(自動体外式除細動器)は心房細動を止めるためには使われません。AEDは主に心室細動(VF)や無脈性心室頻拍(VT)といった、命に関わる不整脈を治療するために使用されます。
心房細動(AF)は、心房が細かく震える不整脈ですが、直ちに命に関わることは少ないため、AEDの適応外となります。心房細動の治療には、薬物療法やカテーテルアブレーションなどの方法が用いられます。
【問2.】
心室細動と心房細動の違いを教えてください。
Copilot.
心室細動(VF)と心房細動(AF)は、どちらも心臓の不整脈ですが、発生する場所や影響が異なります。
心室細動(VF.)
発生場所: 心室(心臓の下部.)
特徴: 心室が無秩序に震えるため、血液を全身に送り出すことができなくなります。
危険性: 直ちに命に関わる状態であり、迅速な治療が必要です。AED(自動体外式除細動器)で電気ショックを与えることで治療します。
心房細動(AF.)
発生場所: 心房(心臓の上部.)
特徴: 心房が不規則に震えるため、心臓の効率が低下しますが、直ちに命に関わることは少ないです。
危険性: 長期間放置すると、血栓ができやすくなり、脳梗塞や心不全のリスクが高まります。
【問3.】
心室細動(VF)や無脈性心室頻拍(VT)を総称して不整脈というのですか?
Copilot.
はい、心室細動(VF)や無脈性心室頻拍(VT)はどちらも不整脈の一種です。不整脈とは、心臓の正常なリズムが乱れる状態を指します。不整脈には、心拍が速くなる頻脈、遅くなる徐脈、および不規則になる心房細動(AF)や心室細動(VF)など、さまざまな種類があります。
不整脈の種類によって、治療法や緊急性が異なります。例えば、心室細動(VF)や無脈性心室頻拍(VT)は命に関わるため、迅速な治療が必要です。
【問4.】
事故の現場で、心室細動や無脈性心室頻拍が起きるのは何故ですか?
Copilot.
事故の現場で心室細動(VF)や無脈性心室頻拍(VT)が起きる理由はいくつかあります。
胸部への強い衝撃: 交通事故や高所からの転落などで胸部に強い衝撃が加わると、心臓が異常なリズムで動き始めることがあります。
電気ショック: 落雷や感電などの電気ショックが心臓に影響を与え、心室細動を引き起こすことがあります。
心臓の既往症: 事故に遭った人が既に心臓に問題を抱えている場合、ストレスやショックが引き金となって不整脈が発生することがあります。
これらの状況では、迅速な対応が必要です。AED(自動体外式除細動器)を使用して電気ショックを与えることで、正常な心拍リズムを回復させることができます。
【問5.】
AEDは心室細動と心房細動の違いを見分けることができるのですね?
Copilot.
はい、AEDは心室細動(VF)と心房細動(AF)の違いを見分けることができます。AEDには内蔵された解析機能があり、心電図(ECG)を読み取って、心臓のリズムがどのような状態にあるかを判断します。
具体的には、AEDは以下のような手順で動作します:
心電図の解析: AEDは電極パッドを通じて心電図を読み取り、心臓のリズムを解析します。
ショックの必要性を判断: 解析結果に基づいて、心室細動(VF)や無脈性心室頻拍(VT)などのショックが必要な不整脈があるかどうかを判断します。
ショックの提供: ショックが必要と判断された場合、AEDは電気ショックを提供し、心臓のリズムを正常に戻そうとします。
心房細動(AF)の場合、AEDはショックが必要ないと判断し、ショックを提供しません。このようにして、AEDは適切な治療を提供するために心室細動と心房細動の違いを見分けることができます。
【問6.】
AEDの措置の後、救急隊が到着するまで行う胸骨圧迫とマウストゥマウスによる人工呼吸について教えてください。
Copilot.
AEDの措置の後、救急隊が到着するまでの間に行う胸骨圧迫と人工呼吸(マウストゥマウス)について説明します。
胸骨圧迫.
位置: 胸骨の下半分に手のひらを置きます。
手の配置: 片手の手のひらを胸骨に置き、もう片方の手をその上に重ねます。指を組むか、重ねた手の指を持ち上げます。
圧迫の深さ: 胸が約5cm沈むように強く押します。
テンポ: 1分間に100~120回の速さで圧迫します。
解除: 毎回の圧迫後に胸が完全に元の位置に戻るようにします。
人工呼吸(マウストゥマウス.)
気道確保: 頭部後屈あご先挙上法で気道を確保します。
呼吸の回数: 胸骨圧迫30回に対して人工呼吸を2回行います。
呼吸の方法: 口を大きく開けて、傷病者の口を完全に覆い、約1秒間かけて息を吹き込みます。胸が上がるのを確認します。
継続.
胸骨圧迫と人工呼吸のサイクルを絶え間なく続けます。
他の救助者がいる場合は、1~2分ごとに交代して疲労を防ぎます。
これらの手順を守ることで、救急隊が到着するまでの間に傷病者の命をつなぐことができます。
【問7.】
胸骨圧迫はどういう効果があるのですか?
Copilot.
胸骨圧迫(心臓マッサージ)は、心停止状態にある人に対して非常に重要な救命処置です。以下のような効果があります:
血液循環の維持: 胸骨圧迫を行うことで、心臓がポンプの役割を果たし、血液を全身に送り出します。これにより、脳や他の重要な臓器に酸素を含んだ血液が供給され、臓器の機能を維持します。
AEDの効果を高める: 胸骨圧迫を続けることで、心臓に血液が供給され、AED(自動体外式除細動器)による電気ショックの効果が高まります。
脳の後遺症を減少: 適切な胸骨圧迫により、脳への血流が維持されるため、脳の後遺症を最小限に抑えることが期待できます。
胸骨圧迫は、救急隊が到着するまでの間に行うことで、傷病者の生存率を大幅に向上させることができます。
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Copilot とのやり取り部分はコピー&ペーストなのだが、箇条に整理することで頭に入る。改めて、AED と胸骨圧迫について、アップデートできた。
ちなみに、AED を使うのに資格は要らない。電気ショックの必要不要も AED が判断してくれるし、操作も音声で案内してくれる。しかしながら、実際に使うには、胸骨圧迫やマウストゥマウスによる人工呼吸も含めて、講習を受けたほうが良いと俺は思う。使うことがあるかも知れないことを想定し、より多くの人が講習を受けておくべきだと思う。
※画像は、Copilot とは関係なく、俺がネットからパクりました。
柳 秀三
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