0146.よろこびのうた
ピアノ教室の “体験レッスン” の課題曲は「さくらさくら」だった。昨日、入会して受講第1日目に渡された課題曲が以下のとおり。
ベートーヴェン 交響曲第9番より「よろこびのうた」
モーツァルト きらきら星変奏曲
バッハ メヌエット
シュトラウス 美しく青きドナウ
ベートーヴェン エリーゼのために
“体験レッスン” の課題曲「さくらさくら」は、自宅で、持っていたペラペラなロールアップピアノで練習した。全14小節のうち、14小節目の左右の手を交差させて弾くという初心者にとっては難易度が高い部分以外は、まあまあ弾けるようになった。
昨日、受講後自宅で、教室で音階ドレミを振っておいた課題曲「ベートーヴェン 交響曲第9番より よろこびのうた」を、受領したミニキーボードを使って弾いてみた。なんだこれ、右手5本指でドからソまで5音階しか弾かないし、簡単な曲でつまらないじゃん、そう思った。
しかし、簡単なはずがない。楽譜には、ト音記号が付いた右手で弾く五線と、ヘ音記号の付いた左手で弾く五線が上下に並んで表記されている。これを見ながら左右両手で弾くわけである。簡単でつまらないと思ったが、そこに左手が入るとなると全然簡単ではなくなる。
次の 6月20日の受講まで両手弾けるように練習しようと思ったので、左手で弾くヘ音記号の五線の最初の全音符の音階はラですかと、講師にカマをかけて訊いてみた。すると、ドですという。講師はまだ右手だけで良いですからねという。いやいや、できることはやっておきたい。できなければやらない。その判断は自分でする。課題曲の楽譜を先渡しておきながらやらないでくださいと言うのはありえない。俺は早くスターダストレヴューの「木蘭の涙」を弾き語りしたいのだ。
なので、ミニキーボードで左右の手で「ベートーヴェン 交響曲第9番より よろこびのうた」を弾いてみた。ピアノの素晴らしいところは、キーを押せばとりあえず鳴るということだ。吹奏楽器ではこうはいかないだろう。ともかく、記した音階どおりにとつとつと弾いてみた。メロディを知っているので、音符の長さを考えずに弾ける。アハハハハ、でも左右両手で弾けねぇ♪
左手が入るとたった 1音でも厚みが出て曲が良くなる、それはわかる。でも、弾けねぇ。ドとソだけだが 1個か 2個、全16小節全部にある。マジかっ、全然簡単じゃないじゃん。ピアノ弾く人はこんな脳みそがキュゥっとなることをやっているのか!! あー、左に片麻痺のある俺にできるか、これ。
でも、もしできるようになったら、すげぇよね。
柳 秀三