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0290.接種できるって

市から母親に送付された「新型コロナウイルス感染症定期予防接種のご案内」には、「令和6年度 船橋市新型コロナウイルス感染症定期予防接種」について、接種対象者を以下のように定義している。
【対象者.】
接種を受ける日に船橋市に住民登録している下記①②いずれかに該当する方.
① 65歳以上の方.
② 60歳以上 65歳未満で、心臓、腎臓、呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害を有し、この4つのいずれかで身体障害者手帳1級を所持している方.

母親に関しては①に該当しているので、いつも利用している市内のA病院で予約を取った。料金は 2000円である。①にも②にも該当していない俺も、市の担当によると全額自己負担になりますが接種を受けられます。予約方法や金額はそれぞれ協力医療機関にお尋ねくださいとのことだった。

しかし、A病院では、対象者以外の方は当院では接種しておりませんと言われた。となると、市からの案内に記載された127ある協力医療機関に順に電話していくしかなさそうである。

今日、思いついて電話してみようと思った。さて、まず、どの病院にしよう。そうだ、C病院にしよう。2019年のインフルエンザワクチン予防接種で、A病院に「今年から予約制になりまして、もう枠は埋まってます」と言われたときに、予約を取って接種を受けたのがC病院だった。診察券もあるしここがいいかも知れない。

C病院に電話して訊いてみた。結果、①にも②にも該当していない俺でも15300円で受けられるそうだ。すぐにでも予約を入れられたが、予約はまた後日電話しますと言って切った。ちなみに、ワクチンはファイザーだそうだ。C病院との電話を切ってすぐ、A病院にも電話してワクチンの種類を訊いた。やっぱり、ファイザーだそうだ。

母親の予約がA病院で 11月19日火曜日に取ってある。俺の予約はC病院でこの先いつでも取れる。そして、どちらもワクチンはファイザー。そういうことならば、A病院の母親の予約をキャンセルして、改めてC病院で同日にふたりとも取り直すということも考えた。

しかし、母親のA病院での 11月19日火曜日の予約はそのままにしておいて、俺がその前にC病院で予約を取って接種してしまうことにした。コロナ陽性になった者が予防接種を受けて影響が無いのだろうかという心配もあり、高齢の母親と同日に受けるよりも、俺が先に受けて様子を診たほうが良い。

俺は 10月8日に新型コロナ感染症を発症し、翌9日に治療薬ラゲブリオを処方され服用を開始した。母親は 10月10日に発症し、12日に治療薬ラゲブリオを処方され服用を開始している。俺は処方された 5日分のラゲブリオを飲み切り、母親は17日の朝に飲み切る予定である。

ふたりとも大事には至らなかったが、まだ完全な治癒とはいいがたい。咳は出るし、味覚が変である。俺はラゲブリオの服作用と思われる痒みに襲われ、掻きむしって全身が真っ赤である。ほぼ他人との接触は無かったのに、ふたりとも感染してしまった。二度目の感染 発症はしたくない。

柳 秀三

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