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0093.第一義は携帯性

もうスマートフォンにいま以上の機能は要らないから、iPhone 13 mini のサイズをずっと出し続けて欲しい。スマートフォンに、ノート型パソコンのような機能はない。スマートフォンで見づらいウェブページは、タブレットを使えばいい。スマートフォンの第一義は、その携帯性と電話機能にある。だからそれでいい。なにからなにまでこの小さな筐体に詰め込むのはよそう。

たとえばゲーム向けのスペックの高いスマートフォンが要るとするならば、たとえばカメラが高機能なスマートフォンが要るとするならば、それ用のスマートフォンを作ればいい。ただし、俺が使いたい軽薄短小機とは区別して作って欲しい。俺は iPhone 13 mini で充分だ。それ以上のことをするなら、それ用のガジェットを買う。iPhone 13 mini の Apple によるサポートが終わったら、次の端末を買わざるを得ない。そのときにデカくなるのは嫌だ。

iPhone 14 以降は mini が無いから、iPhone SE にするしかないのだけれど、その iPhone SE もサイズアップしそうだし、せっかく唯一残っていた指紋認証 Touch ID も、顔認証 Face ID になってしまうという “リーク情報” とやらを見かけるし、がっかりである。ならば、Apple 以外のスマートフォンということになるけれど、iPhone 13 mini と同等サイズのスマートフォンは無い。

それに、「マメなアップデートがあること」と「アップルストアあるいはカメラのキタムラに持ち込めば即日バッテリィ交換が完了すること」の2点は代えがたい。また、Android スマートフォンだと、端末のサポートがメーカーではなく通信キャリアになっている点が大嫌いである。すべてがそうなのかは知らないが、au で SHARP 機を使っていたときはそうだった。

端末のアップデートもサポートも保証も、Apple がメーカーだからすべてやる。だからこそ高額なのも頷ける。それで、そういう iPhone でいいのだけれど、iPhone 13 mini のサイズを残してくれ。iPhone 17 では mini を出してくれ。そして、アウトカメラのレンズは 2個も 3個も要らない。フラットなレンズ 1個だけでいい。カメラ機能の充実した iPhone Pro には、出目金みたいなレンズを 4個でも 5個でも好きなだけ付ければいいさ。

だからさ、スマートフォンの “第一義” は、携帯性なんだよ。

NEC LAVIE Direct PM と iPad Air を使って、なおさらそう思った。

柳 秀三


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