0326.処置を継続する
9月11日水曜日、母親が昼食に赤いまめきつねを食べようとして、やかんに沸かした湯を右脚にぶちまけてしまった。俺は循環器科外来受診でA病院を訪れており、本人との電話でそのことを知った。帰宅して見ると、やけどの範囲は太腿からひざ下までと広範囲に及び、真っ赤にただれていた。俺は母親を車に乗せ、詳細は端折るが、B病院に連れて行った。
B病院の皮膚科は月曜日と金曜日の診療なので、急患として外科で処置をしてもらい、9月13日金曜日にあらためて皮膚科の医師に診てもらった。患部に感染症抑制薬を塗布し、その上からモイスキンパッドを覆ってサージカルテープで留め、ネット包帯を履かせてくれた。
それ以降毎日、母親は入浴して患部を泡の出るボディソープで洗い、患部に感染症抑制薬ゲーベンクリームを塗布し、俺がモイスキンパッドで覆ってサージカルテープで留め、ネット包帯を履くことを、繰り返した。次回の 9月27日の診察で、ゲーベンクリーム50グラム を多めに 2本処方してくれた。そうなると、モイスキンパッドは受診せずともB病院の売店で購入できるし、サージカルテープ、医療用指サック、冷却パックはドラッグストアで買えるので、当分、病院受診の必要はないということになる。
A病院の発熱外来で、10月9日に俺が、10月12日に母親が、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)陽性が判明した。自宅療養しなくてはならない身なので、ゲーベンクリームが多く処方されてB病院受診の必要がないことは、この点で大いに助かった。
処置の効果が表れて赤くただれた範囲が小さくなっていき、ゲーベンクリームの消費が減った。モイスキンパッドも 1回で 15×30 と 15×15 と 2枚使っていたけれど、15×30 1枚に減らせた。サージカルテープの留め方も上手くなって使う量を減らせた。ネット包帯は 3種類試した。熱を持たなくなって冷却パックも必要なくなった。化膿したような黄色い部分も無くなった。
今日11月8日午前、6週間ぶりにB病院皮膚科を受診して医師に診てもらった。医師は、もうこれらの処置は必要ないですし、受診しなくても良いです、もしも異常が認められたら来てくださいと言ってくれた。お世話になりましたと言って、病院を後にした。
お祝いに、昼食ははま寿司にした。俺はおめでとうと言い、母親はいろいろとありがとうと言った。そして、母親が、やけどの患部の最後まで黄色いのが残っていたあたりがズボンにこすれて少々痛いという。なので、完全に傷口がふさがるまではやっぱり処置を継続しようと決めた。
モイスキンパッドがもう無いので、B病院に戻った。小さいほうの 15×15 を 5枚、売店で買った。モイスキンパッドが小さいと、サージカルテープを貼る位置が、まだ赤みが残っている部分に貼ることになってしまう。でも、大きい 15×30 だとゴワゴワして歩きづらいと思われる。貼り方に気を付けることにして、小さいほうの 15×15 を買った。
帰宅して処置をした。ゲーベンクリームを塗布し、モイスキンパッド15×15 で覆った。サージカルテープを赤みの残る部分にかからないように留めた。
今晩の入浴後の処置をした時点で、モイスキンパッドが大小合わせて 4枚残っている。それを使い切るまでは処置を継続する。もし、それでも傷口に浸出液が出るようならば、B病院売店でモイスキンパッドを購入する。ゲーベンクリームは、50グラム がまだ一本残っている。
【モイスキンパッドに関するご注意】
●個包装を開けると、2つ折りで入っている.
●患部に当てる裏面にフィルムがあるが、これは剥がさないで使うもの.
●表面に、切って使うと思わせるようなマス目が印刷されている.
●患部に合わせて切って使っていると、ネットの記事で散見される.
●B病院の売店の店員さんは、切っても良いと言う.
●B病院では切って使っていると、さらにその店員さんは言う.
●しかし、メーカーの白十字社では、切らないでくださいと案内している.
●むろん、どう使うかは自由だが、フィルムは絶対に剥がしてはいけない.
柳 秀三
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